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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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輸入オーディオ協議会(SOCAD)が主催する、オーディオ機器の展示イベント「2004東京インターナショナルオーディオショウ」が24日から東京・有楽町の東京国際フォーラムで開幕した。期間は26日まで。入場は無料となっている。 同イベントは、国内外のハイエンドオーディオ機器を展示するイベント。出展社数は昨年と同じ25社。輸入商社、海外メーカー日本法人、国内メーカーなどが集い、主に秋・冬にかけて発売する新製品を訴求する場となっている。
■ リン・ジャパン
リンのブースでは、スピーカーの新シリーズとして「ARTIKULAT」シリーズを紹介。フロア型の「350」を展示している。ラインナップはほかにも、ブックシェルフの「320」、センターの「340」、小型ウーファの「345」を用意している。 ウーファを除く3機種は、中低域、中域、中高域ドライブユニット用のパッシブ・クロスオーバーを持つアクティブ低音ドライブユニットを内蔵。350と340の低音部にはサーボ駆動方式が採用されている。 ほかにも、独自の「3K DRIVER ARRAY」を搭載するほか、エンクロージャのデザインに曲線を導入。「性能と豪奢な外観を併せ持つ」という。なお、各モデルの価格や発売時期は未定だが「2005年には販売したい」とのこと。350の価格は「ハイエンドのKOMRI(ペア480万円)と、AKURATE 242(ペア140万円)の間になるが、価格帯的にはKOMRIに近いラインになる」としている。
ほかにも、SACDやDVDオーディオの再生も可能なユニバーサルプレーヤー「UNIDISK SC」(80万3,250円)や、システムコントロール機能付きのAVプリアンプ「KINOS」(1,06万5,750円)、マルチチャンネル対応のアナログプリアンプ「EXOTIK」(48万8,250円)などの新製品を展示している(価格はいずれもシルバーモデル)。
■ ティアック ティアックのブースでは、10月上旬から発売されるエソテリックのハイエンドSACDトランスポート「P-01」(231万円)や、モノラルDAC「D-01」(115万5,000円)を中心とした展示・試聴デモを実施。P-01に内蔵されている12mm厚の高精度アルミ削り出しメカベースを使用した「VRDS-NEO」メカニズムも展示されており、来場者から盛んに質問が飛んでいた。
また、同社が力を入れているクロックジェネレータ製品も、「G-0s」(ルビジウム搭載モデル:126万円)と「G-0」(高精度水晶モデル:52万5,000円)のハイエンドモデルに加え、クロックジェネレータとアップコンバータを1体化した新しいコンセプトの「G-25U」(26万2,500円)も展示している。 試聴スペースでは昨年同様、Avantgarde Acoustic(アバンギャルド・アコースティック)のホーン型スピーカーシステムを用意。ツイータ、ミッドレンジ、ミッドバスのホーンスピーカーからなる「TRIO」2基と、アクティブサブウーファの「BASSHORN」×6本(3ペア)を組み合わせた同ブランドの最上級システム「TRIO+6BASSHORN」の音が楽しめる。
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■ デノンラボ デノンラボのブースで目を引くのは、デンマークのスピーカーメーカー「DALI」の創立20周年シリーズ「Helicon」。北欧のインテリア工芸を取り入れたというエンクロージャは非常に美しく、音楽性豊かなサウンドが印象的だった。 ラインナップはフロア型として「800」(ペア100万8,000円)、「400」(ペア63万円)の2機種、ブックシェルフの「300」(ペア42万円)、センターの「200」(26万2,500円)、サブウーファの「600」(31万5,000円)の計5モデル。ウーファを除くすべてのモデルは、ソフトドームとリボン型のツイータを両方搭載した「ハイブリッドツイータ」仕様になっており、高域は27kHzまで伸びている。
また、ARCAMからは、アンプとFMチューナを内蔵したCDプレーヤーのコンセプトモデル「solo」が参考展示されている。2005年の発売を予定しており、価格は未定だが20万円程度になる見込み。同社によれば「ARCAMのサウンドを気軽に楽しんでもらえるような価格と機能を予定している」という。
DACは24bit。アンプの出力は50W×2ch。コントロール部に独立したサブトランスを搭載するほか、独自の防振設計も採用しているとのことだった。
■ ジェイ・ヴォックス 2004年から輸入販売を開始するという、韓国APRIL MUSICのハイエンドオーディオブランド「Stello」の試聴展示が行なわれている。CDトランスポートの「CDT 200」(23万1,000円)、DACの「DA220」(23万1,000円)、DAC内蔵プリアンプの「DP200」(37万8,000円)、プリアンプ「P200」(31万5,000円)、ステレオパワーアンプ「S200」(37万8,000円)をラインナップする。
また、NHTからは新コンセプトの2.1chスピーカー「Xd」が登場。2ウェイのブックシェルフスピーカーとサブウーファ、アンプを内蔵したDSPユニットで構成される2.1chシステムで、年末の発売を予定。価格はセットで120万円程度になる見込み。
最適にチューニングされたというDSPを通し、リスニングポイントを拡大。どこにいても明確な定位と音場の広がりが感じられるという。なお、ブックシェルフ用のスタンドも標準で同梱している。
■ 今井商事 今井商事のブースでは、AD/DAコンバータのパイオニアとして知られる技術者エド・マイトナー氏が設立したカナダのプロ用ブランド「emmLabs」の商品を展示。コンシューマ向け第1弾モデルとして、SACDトランスポートの「CDSD」(100万円)、DAコンバータの「DCC2」(150万円)をラインナップしている。
さらに、「ALR/Jordan」の人気小型ブックシェルフスピーカー「Entry S」が、発売から5年でバージョンアップ。「Entry Si」となって出品されている。 価格はペアで58,000円。主な変更点はツイータで、口径は25mmで従来モデルと同じだが、素材や形状などの設計を見直し、高域の特性を向上させたという。
■ そのほか
ノアのブースでは、ソナス・ファベールの最新ハイエンドスピーカー「Stradivari Homage」(525万円)の試聴が可能。260mm径のウーファを2基、150mmのミッドレンジ、33mmのドーム型ツイータを搭載した3ウェイ4スピーカーとなっている。目を引くエンクロージャはバスレフで、楕円形の木片を積層して構成。透間にソリッド・ダンピング材を挟み込むことで剛性を高めている。
日本マランツのブースでは、B&Wのフラットスピーカー「FPM」シリーズを展示。プラズマ/液晶テレビに適したデザインを採用したというスピーカーで、60インチにマッチする「FPM6」(1本14万7,000円)、50インチ向けの「FPM5」(1本12万6,000円)、42インチ向けの「FPM4」(11万5,000円)の3モデルが用意される。
スキャンテックのブースでは、高級アンプメーカー「CONNOISSEUR」の新製品として「5.0」と「4.0」を展示。さらに、同社初となるスピーカーシステムのプロトタイプも展示している。「METEORA C3」と名付けられたこのスピーカーは、パッシブ型のクロスオーバーを備えた2ウェイの密閉型スピーカーと、オープンバッフルタイプのスピーカーを重ねたユニークな構造を採用。下部のダイポール型ウーファは22cm径のユニットを2基搭載しており、片方が前方、片方が後方に向けて取り付けられている。
(2004年9月24日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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