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ソニーは、周囲の騒音を最大1/5に低減する密閉型タイプのノイズキャンセリングヘッドフォン「MDR-NC50」を12月1日発売する。価格は24,150円。 ノイズキャンセリング機能は、ヘッドフォンに搭載しているノイズ検出マイクを利用して音を検知・分析し、人が耳障りに感じやすいとされる40~1,500Hzの低周波帯域の音と逆位相となる信号を出力して、ノイズを低減する機能。 同社では、10月21日に折りたたみ型の「MDR-NC6」と、インナーイヤフォン型の「MDR-NC11A」の2種類のノイズキャンセリングヘッドフォンを発売しているが、MDR-NC50はその上位モデルとなる。 MDR-NC6/NC11Aでは、ノイズ検出マイクがハウジングに外側向き取り付けられ、漏れ入ってくると想定されるノイズをキャンセルする信号を作り出していたが、MDR-NC50ではノイズ検出マイクをヘッドフォンのハウジング内側に設置。キャンセルするノイズの集音精度を高め、より効果の高いノイズキャンセリング効果を実現したとしている。 また、40mm口径ドライバユニット採用することにより低音域の再生能力を向上させ、より低い周波数の騒音に対しても逆位相の音を出しノイズキャンセリングが可能になった。さらに、耳覆い型密閉構造を採用し、耳形状の個人差や、装着状態の差による音響特性のバラツキを少なくしている。これにより、ノイズキャンセリング性能がMDR-NC6/NC11Aの1/3から、1/5に向上したという。 電源は単4電池1本で、ハウジング部に収納。アルカリ電池で約30時間、ニッケル水素充電池で約15時間の使用が可能となっている。オーディオコードは着脱式で、0.5mと1.5mのコードが付属し、入力プラグは金メッキステレオミニプラグ。オーディオコードを接続せずに、ノイズキャンセリング機能だけ使用することもできる。 さらに、人に話しかけられた時などに、再生中の音をミュートして、マイクで拾った相手の声を聞くことができる「モニター機能スイッチ」も装備している。 ドライバーユニットは、耳の角度に合わせて配置。耳への圧迫感をなくし、自然な音質と装着感を実現したという「イヤーコンシャスデザイン」を採用。また収納時に、ハウジングを横方向に回転させて、厚みを抑えた薄型形状に折りたたむことも可能。 最大入力は100mW、音圧感度は102dB/mW(電源ON時、1kHz)、100dB/mW(電源OFF時、1kHzにて)で、再生周波数帯域は14~22,000Hz。質量は約290g(コード除く、電池含む)。航空機用プラグアダプタや、ステレオ標準プラグ変換アダプタ、キャリングケースが付属する。
□ソニーのホームページ (2004年10月27日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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