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シャープ、初のHDD搭載ブルーレイレコーダ「BD-HD100」
-DVDも搭載の3スピンドル。AQUOSブランドで展開


12月9日発売

標準価格:オープンプライス

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 シャープ株式会社は、HDD搭載のブルーレイディスクレコーダ「BD-HD100」を12月9日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は32万円前後の見込み。

前面パネルの3つのメディアサークルがレコーダの動作状態を知らせる

 ブルーレイディスク(BD)ドライブとDVD-R/RWドライブ、160GB HDDを搭載したハイビジョンレコーダ。ブルーレイディスクの記録/再生のほかDVD-R/RWの記録/再生に対応する。ブルーレイディスクは1層のみの対応で、23GB/25GBメディアをサポートする。再生可能メディアはBD-RE 1層メディアと、DVDビデオ、DVD±R/RW、DVD-RAM(カートリッジ無し)、音楽CD、CD-R/RWなど。

 チューナは、地上/BS/110度CSデジタル放送と地上アナログに対応する。録画予約はデジタル放送はEPGを利用。地上アナログ放送についてはGコード予約となる。予約番組数は32番組/年。

 録画モードはデジタル放送専用のHD/SD/ラジオの3モードと、高画質1(SXP 約14.4Mbps)/高画質2(XP 約10Mbps)/標準(SP 約6Mbps)/2倍(LP 約3Mbps)/3倍(EP 約1.6Mbps)を用意。また、SXPからEP間の13段階(DVD録画時にはXP~EP間の32段階)のマニュアル録画モードが用意される。

 本体の前面パネルを開いて、左側にDVD-R/RWドライブ、右側にブルーレイディスクドライブを装備。前面パネルにHDD/BD/DVDの動作状態を表す3つの「メディアサークル」を装備。各メディアの再生中は青、録画時はオレンジ、メディア選択時は白に点灯し、レコーダの動作状態が確認できる。

前面パネルを開くとBD、DVDの2ドライブが現れる ブルーレイディスクドライブ部

 HDDからBDやDVD、BDからDVDなど各ドライブ間でのデジタルダビングが可能となっている。ただし、コピーワンス番組はHDDからBD、DVDもしくはi.LINK接続の外部機器へのムーブのみ対応となる。また、HDDからBDへのデジタル放送のダビング(ムーブ)は1.5~23倍速の高速ダビングとなるが、DVDへのダビングは等速となる。

i.LINK端子も装備する リモコン

 タイムシフト視聴や追いかけ再生も可能。2番組の同時録画などは行なえない。また、ダビング中は録画やディスク再生操作は行なえず、録画予約のみ可能となっている。「ダビング予約」機能を搭載し、深夜などの録画予約を行なわない時間帯にダビングを行なうことができる。ハイビジョン放送の編集については、チャプタや部分消去によるカット編集が可能となっている。

 i.LINK端子を2系統搭載し、D-VHSなどの対応機器へのムーブや「DV-HRD2/20/200」など同社製のハイビジョンレコーダからのムーブが可能。i.LINKはDV入力としても利用可能となっている。

スタートメニューから各種機能を選択 ダビング先の機器を指定 編集画面

背面。HDMI端子などを装備する HDDはDVDドライブの下に内蔵する

 また、映像出力としてHDMI端子などを装備。480iのDVDビデオを720p/1080iにアップコンバートして出力するスケーラー機能も装備している。HDMIはマルチチャンネル音声出力にも対応しており、同社のフルHD対応45型AQUOS「LC-45GD1」とケーブル1本で接続して、ハイビジョン映像/音声を楽しむことができるという。

 そのほかにD4、S映像、コンポジットの各映像出力1系統と、アナログ音声出力×2、光デジタル音声出力×1を装備。入力端子はS映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、DV入力(i.LINK TS兼用)×2を装備する。デジタルデータ放送向けのEthernetも搭載する。消費電力は51W。外形寸法は430×321×98mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8.5kg。



奥田隆司 AVシステム事業本部長

 発表会では、同社取締役 AVシステム事業本部長の奥田隆司氏が同社のハイビジョンレコーダ戦略について解説。デジタル放送の普及の加速に伴い、ハイビジョンレコーダ市場の伸張を予測しながら、「今までもAQOUSを通じて、ハイビジョン化を後押ししながら、あわせてハイビジョンレコーダを2001年より投入し、ハイビジョンの普及に積極的に努めてきた。BD-HD100は、高画質/高音質/省スペース/環境性能など(液晶テレビの)AQOUSとコンセプトを共有した“AQOUSハイビジョンレコーダ”とブランドも共通化。ハイビジョンの見る/録る/残すまでが一台で可能で、感動のハイビジョンライフをお楽しみいただけると思う」と製品のコンセプトを説明した。

 また、「ブルーレイレコーダを含むハイビジョンレコーダの市場は2004年から一気に拡大し、3倍を超える成長が予想される。BD100の投入により、HRDシリーズとあわせて市場を拡大する。販売計画も倍増させて、業界をリードしていきたい」と意気込みを語った。

 なお、今後のBD-ROMへの対応については、「BD-ROMのソフトが出てくるのが2005年末と言われているので、2006年度をターゲットとして商品化したい」とした。

2005年のハイビジョンレコーダの目標シェアは50%強。3分の1はブルーレイ対応に AQUOSとコンセプトを共有

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/041111-a.html
□製品情報
http://www.sharp.co.jp/hi-vision/bd/index.html
□関連記事
【10月5日】【CEATEC 2004 会場レポート 1】ブルーレイ/HD DVD編
-シャープが年内にブルーレイレコーダを発売など
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041005/ceatec02.htm

(2004年11月11日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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