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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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日本マランツ株式会社は、B&W(Bowers & Wilkins)の新スピーカーラインナップとして、センタースピーカー4機種、サブーファ3機種、リアスピーカー2機種の計9モデルを2005年月から順次発売する。各モデルの型番、仕様、価格、発売時期は下表の通り。なお、いずれのモデルもチェリー、ローズナット、ブラックアッシュの仕上げを選択できる。
■HTM1D
最上位モデルの「HTM1D」は、同日に発表されたNautilus(ノーチラス)800シリーズの「800D」と同じ、ダイヤモンドドームツイータを採用したセンタースピーカー。音色が共通する800D/801D/802D/803Dなどとの組み合わせを想定している。 ツイータの振動板に採用された人工ダイヤモンドは、従来から使用されているアルミに加え、チタンやベリリウムなどより剛性が高く、かつ軽量という特徴を持つ。このため、歪みが発生しにくく、レスポンスの良い再生音を実現したという。
ウーファユニットを3基搭載した3ウェイ、5スピーカーシステムとなっており、ダイヤモンドドーム・ツイータの口径は25mm。ミッドレンジにはウォーブン・ケブラーコーンユニットを採用。口径は150mm。 ウーファユニットには発泡樹脂をカーボンファイバーで挟んだ「ロハセル」という素材を採用。従来のペーパーケブラーの3倍の強度を持ち、正確な低域再生を実現するという。さらに、エンクロージャ内に発生する不用音がユニットを通して外部に漏れ出すのを抑える特性にも優れるとしている。口径は200mm。 エンクロージャはバスレフ型。再生周波数帯域は32Hz~33kHz(-6dB)。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は350Hz、4kHz。外形寸法は947×580×585mm(幅×奥行き×高さ)、重量は93kg。
■HTM2D
HTM2DはHTM1Dと同じく、ダイヤモンドームツイータ、ロハセルコーン・ウーファ、ウォーブン・ケブラーコーンミッドレンジを採用したセンタースピーカー。3ウェイ、4スピーカーシステムとなっており、ツイータは25mm径、ミッドレンジは150mm径、ウーファは180mm径。
エンクロージャはバスレフで、再生周波数帯域は35Hz~33kHz(-6dB)。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は350Hz、4kHz。外形寸法は841×387×329mm(幅×奥行き×高さ)、重量は31kg。
■HTM3S/4S HTM3Sは、アルミニウムドームツイータを採用したモデル。そのほかのユニットは上位モデルと同じで、ウォーブン・ケブラーコーンミッドレンジ、ロハセルコーン・ウーファを採用。口径はツイータが25mm径、ミッドレンジが150mm径、ウーファが165mm径。 エンクロージャは密閉型で、再生周波数帯域は35Hz~50kHz(-6dB)。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は350Hz、4kHz。外形寸法は783×316×320mm(幅×奥行き×高さ)、重量は28kg。 HTM4Sは、25mm径のアルミニウムドーム・ツイータと165mm径ウォーブン・ケブラーコーンミッドレンジを採用した2ウェイ、2スピーカーシステム。エンクロージャはバスレフで、再生周波数帯域は42Hz~50kHz。インピーダンスは8Ω。外形寸法は486×287×279mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12.5kg。
■サブウーファ ASW875/865/825の3モデルを用意。875と865には「プログラマブル・デジタル・ルームコレクション機能」と呼ばれる、自動音場補正機能を搭載。ウーファ本体とは別に、DSPユニットを付属しており、付属のマイクで室内の音場情報を収集、判断し、補正するという。
ウーファユニットにはロハセルコーン・ユニットを採用。口径は875が380mm、865と825が300mmとなっている。再生周波数帯域は、875が14Hz~40/140Hz可変(-6dB)、865と825が15Hz~40/140Hz可変(-6dB)。 アンプ部にはいずれもDクラスアンプを採用し、出力も1,000Wで共通。875と865は入力端子としてライン、XLR、SPDIFなどを装備。825はライン入力のみ備えている。インピーダンスは全モデル33kΩ。S/N比は90dB。
エンクロージャはいずれも密閉型。外形寸法と重量は、825が476×351×529mm(幅×奥行き×高さ)、35kg。865が476×351×529mm(同)、37kg。875が562×522×529mm(同)、47kg。
■リアスピーカー
DS8Sは、モノポール/ダイポール動作が切り替えられるリアチャンネル用スピーカー。2種類の2ウェイを内蔵したバスレフで、165mm径のウォーブン・ケブラーコーンのミッド/ウーファユニットを1基、100mm径のミッド/ハイユニットを2基、35mm径のアルミニウムドーム・ツイータを3基の計6個のユニットを搭載している。
モノポール・モード時の再生周波数帯域は45Hz~50kHz、ダイポール・モード時は45Hz~18kHz。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数はモノポール時が4kHz、ダイポール時が250Hz、4kHz。エンクロージャは密閉型で、外形寸法は622×205×360mm(幅×奥行き×高さ)。重量が15kg。
SCMSは、2ウェイ、2スピーカーを採用した壁掛け専用のリアスピーカー。エンクロージャはバスレフで、ポートが本体下部に開いているため、床やスタンドに直置きはできない。ユニットは25mm径のアルミニウムドームツイータ、165mm径のウォーブン・ケブラーコーンウーファを搭載。
再生周波数帯域は48Hz~50kHz(-6dB)、クロスオーバー周波数は4kHz。インピーダンスは8Ω。外形寸法は373×219×399mm(同)、重量は8.5kg。
□日本マランツのホームページ
(2004年12月6日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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