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タカラ、口がDVD、目がプロジェクタのAVロボット
-声でお願いすると再生・投写。2006年春発売予定


1月19日開催


 コナミ株式会社株式会社タカラは19日、業界関係者向けに新製品の発表や商談などを行なう「2004 コナミ・タカラ 新商品合同発表会」を東京国際フォーラムで開催した。

 展示内容の中心は玩具だが、タカラのブースにはDVDプレーヤーとプロジェクタ、スピーカーなどを内蔵したAVロボット「TERA(テラ) AV」が展示していた。


■話しかけるとDVDを再生・投写してくれるロボット

TERA AV

 「TERA」はタカラ・エンターテイメント・ロボット・アーキテクチャーの略で、「ユーザーと一緒に生活するパートナーロボット」というコンセプトを持っている。カメラを内蔵し、異変があると警報を鳴らす防犯ロボ「TERA SECURITY」と、ユーザーの健康状態や住まいの生活環境を改善してくれる「TERA LIFE」そして、AV機能を内蔵した「TERA AV」の3モデルが用意される。

 発売は2006年春を予定。価格は15万円程度を予定しているが「モデルによっては10万円を切るモデルも実現したい」とのこと。発売が先のため、詳しい仕様は未定だが、「TERA AV」にはサッカーボール程度の筐体に様々なAV機能が詰め込まれている。

 口の部分がDVDドライブになっており、DVDビデオや音楽CDの再生に対応。目の部分にプロジェクタのレンズやカメラを内蔵。1台でDVDプレーヤーとスクリーン投写の両方が行なえる。また、小型スピーカーやモデム、HDDなども内蔵。CPUも備えており、学習・成長機能も搭載される。

口からDVDプレーヤーのトレーが出る。目にはプロジェクタを内蔵 試作機はDVDの再生機能を搭載しており、デモも行われていた サッカーボール程度のボディにAV機能やコミュニケーション機能を満載させるという

 具体的には、TERAに向かって「映画が見たい」などと話かけると、DVDビデオの再生やプロジェクタの投写などを行なってくれる。初めは冷たい反応をするが、遊んでいくうちにフレンドリーな対応になるなど、コミュニケーション機能も搭載する予定。

 内部にはシャープのLSIを内蔵しており、担当者によれば「詳しいことはまだ明らかにできないが、誰もがあっと驚くような機能も搭載する予定」だという。

 TERA SECURITYは高機能な留守番ロボット。付属の小型TERAがカメラになっており、部屋の状況を監視。異変が起こると警告音を鳴らすという。なお、警告音は口の部分から出てくる指紋認証機をクリアし、暗証番号を入力しないと止まらない。ほかにも、ガスセンサーや火災検知器なども搭載予定。

 TERA LIFEは、ユーザーの健康管理や生活環境の改善に役立つロボット。アルコールセンサーや体温、血圧、体脂肪計などを装備し、体の調子をデータベースとして管理・検証し、健康面のチェックなどをしてくれる。さらに本体下部にゴミ吸引口を供えており、掃除機としても利用可能。イオンクラスターや空気清浄フィルタなども搭載している。なお、エンターテイメント機能も備えており、テレビと接続し、TERA LIFEの目に映った映像をテレビで確認しながら、リモコンでTERA LIFEを操作し、部屋を掃除することもできるという。

背面 TERAシリーズにはTERA LIFE、TERA SECURITYなどのバリエーションが用意される


■ディズニーのオルゴール・モニタや3D音楽プレーヤーなど

D's happy オルゴールシアターテレビ

 「D's happy オルゴールシアターテレビ」は、ハードカバーの書籍を模したデザインの筐体に、オルゴールと1.5インチの液晶ディスプレイを搭載した製品。7月の発売を予定しており、価格は29,400円。

 1.5インチの液晶ディスプレイには、シャープ製のCGシリコン液晶を採用。テレビチューナを内蔵するほか、モノラルスピーカーも装備。コンポジット、アナログ音声入力も備えており、テレビとして利用できるほか、モニタとしてDVDなどの映像を表示することもできる。

 また、オルゴールとして音を出している際は、ディズニーのキャラクターが細かく動くなど、細部にもこだわって作られている。

1.5インチのシャープ製CGシリコン液晶を採用 スピーカーも内蔵。ハードカバーの書籍を模したデザイン 背面の入力端子部。テレビチューナも内蔵している

D's happy 3Dサウンドプレーヤー

 ほかにも、ミッキーの耳をイメージした音楽再生装置「D's happy 3Dサウンドプレーヤー」も展示している。発売は同じく7月で、価格は19,950円。

 ユニットは本体の左右側面に搭載されており、niro1.comの独自技術S.I.P.を使ってデジタル処理した音声を再生することで、3次元音場を作り出す。楽曲は独自形式のカセットに収録されており、「星に願いを」や、「美女と野獣」など、ディズニーゆかりの名曲が提供される予定。

カラーバリエーションモデルも用意 ユニットは本体左右の側面に設置 楽曲データは専用カセットで提供される


■そのほか

 会場にはほかにも、各種フィギュアの新作や、ラジコン飛行機など、様々な玩具が展示されていた。また、モバHO! にコンテンツを提供しているTAKARAND(タカランド)も専用ブースを設け、2004年10月から放送が開始されたモバHO! の紹介イベントを開催さいていた。

一見ゲーム機やポータブルビデオプレーヤーに見えるが、これは「タカラ エム・サピエンス」という携帯用暗記装置。英単語や歴史、漢字、古文などにまつわる問題が液晶画面に表示され、○×、4択、神経衰弱など、様々なパターンのクイズ形式で回答し、暗記するという製品 TAKARANDのブースではモバHO! の説明イベントが開催されていた


□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□タカラのホームページ
http://www.takaratoys.co.jp/
□niro1.comのホームページ
http://niro1.com/
□関連記事
【2004年1月16日】コナミ・タカラ、新商品を合同発表
-家電ブランド「±0」の液晶テレビやDVDプレーヤーを展示
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040116/kandt.htm
【2003年1月22日】コナミとタカラ、合同新製品発表会を開催
-MチョロQ、音が目で見えるスピーカー、ロボットリモコンなど
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030122/kandt.htm

(2005年1月20日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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