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コンテンツ海外流通促進機構(CODA)と社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は4日、香港税関が現地時間の3月23日、香港市内の繁華街のショッピングセンターなど数カ所の家宅捜索を行ない、海賊版販売店や倉庫から日本のアニメなど、約20万枚の海賊版DVDなどを押収。18人を逮捕したと発表した。 今回の一斉摘発は、日本のアニメーションの著作権者からの著作権侵害に基づく申し立てにより、香港税関が実施した始めての取り締まりで、税関職員100人以上が参加する大規模なものになったという。 摘発が行なわれたのは九龍島の旺角(Mongkok)地区にあるショッピングビル「信和中心」の店舗や、香港島にあるショッピングビル「東方188商場」の店舗など、計22店。さらに、北角(North Point)地区と、湾仔(Wanchai)地区の倉庫2カ所の捜索も行なわれた。 その結果、100タイトルを超える日本アニメの海賊版DVDやビデオCDなど、約20万枚が押収され、19歳から60歳までの店舗経営者ら男性17人と、31歳の女性1人の、計18人が逮捕された。なお、押収品の内訳はアニメが90%以上、そのほかはテレビ番組や映画、ゲーム、ソフトウェア、音楽CDなどの海賊版だったという。 押収されたタイトルの例は以下の通り。
CODAによれば、香港の海賊版DVDは、インターネットのオークションを通じて日本国内にも流通しているという。CODAでは香港政府当局に対して複数回にわたって情報交換や海賊版取締りを要請しており、今回初めて大規模な摘発が実現した。CODAは「今後も海賊版対策を継続的に実施していく」としたうえで、「本件も含めて、2004年度中に実施した取り締まり実績をまとめて発表する予定」という。
□ACCSのホームページ
(2005年4月4日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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