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松下、「デュアルアンプ」搭載AVアンプとスピーカーシステム
-ドルビープロロジックIIxの7.1ch再生にも対応


5月1日発売

標準価格:オープンプライス


 松下電器産業株式会社は、新開発「デュアルアンプ駆動」回路を搭載したデジタルAVアンプ「SA-XR55」を5月1日から発売する。また、同社の大画面テレビに合わせてフロント/リアスピーカーの高さを調整できる5.1chスピーカーシステム「SB-TP60」も同日より発売を開始する。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は「SA-XR55」が55,000円前後、「SB-TP60」が58,000円前後の見込み。


■SA-XR55

SA-XR55

 中高音と重低音を別々のアンプで再生する「デュアルアンプ」を搭載したデジタルAVアンプ。バイワイヤリング対応のスピーカーに接続すれば、6つのアンプで2本のスピーカーを駆動する。また、バイワイヤリング接続に非対応のスピーカーでも、2倍の能力でスピーカーを駆動することにより、中高域と重低音の再生品質をそれぞれ向上させるという。

 デジタル入力から出力段までの全域でサンプリング周波数192kHzに対応。アナログ音声入力に対しても192kHz/24bitに変換して32bit処理する。アナログ出力直前までは完全デジタル化されている。また、高域は88kHzまで再生が可能で、S/N比は103dBとなっている。

ドルビープロロジックⅡxの7.1ch再生に対応

 アンプ部はフルデジタルアンプを搭載し、最大出力は100w×7ch(6Ω)。98kHzの高速動作によるフルデジタル処理で、周波数依存性のない広帯域再生が可能。またVGDA(バリアブル・ゲイン・デジタル・アンプ)技術により、通常使用される音量域でのSN比を改善。ノイズの少ないクリアで原音に近い再生を可能にしたとしている。

 サラウンドフォーマットは、ドルビープロロジックIIxの7.1ch再生に対応したほか、ドルビーデジタルEX、DTS-ES、DTS 96/24、DTS NEO:6、AACにも対応。SFC機能は、LIVE、POP/ROCK、VOCAL、JAZZ、 DANCE、ACTION、SPORTS、MUSICALなど10個の音場から選べる。


音声入力は、光デジタルと同軸デジタルを各2系統備える

 映像入力はコンポーネントとS映像を各3系統、コンポジットを4系統備える。モニター出力はコンポジット、S映像、コンポーネントを各1系統、REC OUTとしてコンポジットを1系統搭載。音声入力は光デジタルと同軸デジタルを各2系統、アナログ音声を6系統、アナログ6chを1系統用意している。音声出力はアナログ音声を2系統、サブウーファプリアウトを1系統装備する。

 外形寸法は430×394×107.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約4.6kg。同社のテレビやDVDプレーヤー、ビデオデッキなどの基本操作が可能なリモコンが付属する。


■SB-TP60

SB-TP60

 トールボーイ型スピーカー4本と、センタースピーカー、アクティブサブウーファのセット。同社では、「自宅にいながら最新の映画館の迫力を体験できるスピーカーに対して『Cineplex Sound』の名称で訴求していく」としている。

 6本のスピーカーすべての薄型化・スリム化を実現したほか、フロント/リアスピーカーは、同社の50型/42型/37型の薄型テレビを専用台に設置した高さに合わせて1,174/1,234/1,287/1,347mmの4段階に調節できる。

 フロント/リアスピーカーの「SB-FS60」は、外形寸法260×269×1,174~1,347mmの4段階(幅×奥行き×高さ)の薄型トールボーイエンクロージャを採用。

 8cm径のウーファユニットを2基、50kHzの高域まで再生可能な6cmのリングシェイプドドームツイータを1基搭載した2ウェイ3スピーカー構成となっている。

フロント/リアスピーカーは、薄型テレビに合わせて4段階の高さ調節が可能

 ウーファのコーン紙にアラミド繊維を混抄したことにより、ボーカル帯域をよりクリアに再現できるほか、低域再生能力の大幅な見直しにより、映画再生時の迫力や移動感を向上したという。スタンドから取り外して、壁掛けでの設置もできる。重量は1本5.2kg。

 センタースピーカーの「SB-PC60」は、6.5cm径のウーファユニットを2基、6cm径のリングシェイプドドーム型ツイータを1基搭載した2ウェイ3スピーカーで、重量は1.4kg

 サブーウーファの「SB-WA70」は定格出力100W(6Ω時)のアンプを内蔵したサブウーファ。外形寸法が162×420×457mm(幅×奥行き×高さ)のスリムなエンクロージャながら、17cm径のロングストロークウーファと、背面のエアロストリームポートにより、迫力のある低域を再生するという。50~200Hz間で可変のローパスフィルタを搭載。アンプ部の消費電力は140Wとなっている。重量は約10.8kg


□松下電器のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□ニュースリリース(デジタルAVアンプ)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050406-6/jn050406-6.html
□ニュースリリース(スピーカーシステム)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050406-7/jn050406-7.html
□関連記事
【2004年9月7日】松下、HDMI端子を搭載したDVDプレーヤーとデジタルAVアンプ
-DVDオーディオの5.1ch音声もHDMI伝送可能
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040907/pana1.htm
【2003年6月27日】松下、厚さ32mmのトールボーイを採用した5.1chスピーカーセット
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030627/pana2.htm

(2005年4月6日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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