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株式会社東芝は、1.8型HDD内蔵縦型オーディオプレーヤー「gigabeat F」シリーズのラインナップを一新し、5月20日より発売する。1.8型HDDオーディオプレーヤーとしては世界初となる、垂直磁気記録方式HDDを採用した「F41」や、従来モデルから機能を向上させた「F21」、「F11」の計3機種、カラーバリエーションにより6モデルをラインナップ。 価格はオープンプライスで、直販サイトでの価格や各機種のカラーバリエーションは下表の通り。全機種とも対応OSは、Windows 2000/XPとなっている。
■ gigabeat F41
同社が2004年12月に発表した、垂直磁気記録方式を採用した厚さ5mm/容量40GBの1.8型HDD「MK4007GAL」を搭載したオーディオプレーヤー。 3月に発売された従来モデル「F40」より、厚みが3mm薄くなり、重量を10g軽量化。外形寸法63×106×16mm(横×縦×厚さ、重量約160gと、10G/20GBと同サイズ、同重量を実現している。また、「F40」では標準添付だったUSBクレードルが別売りとなり、直販価格がF40より5,000円値下げされた。 本体カラーもシルバーから、シャンパンシルバーに変更されているが、それ以外の仕様についてはF40から変更されていない。2.2型240×320ドットのカラー液晶ディスプレイを備えるほか、十字型のインターフェイス「プラスタッチ」を採用。対応フォーマットはWMA/MP3/WAVで、Windows Media DRMもサポートする。電源は内蔵のリチウムイオン充電池を使用し、連続再生時間は約16時間。 USBホスト機能に対応。オプションのUSBクレードル「MEGBCS13」に載せ、ACアダプタを繋いだ状態で、USB接続したメディア内のDCFフォーマットの画像ファイルを本体に転送できる。ただし、画像をそのまま液晶画面で表示することはできず、ビューワー機能を利用する場合はgigabeat roomで転送する必要がある。 付属の「gigabeat room」により、Windows Media Player内のジャケット画像を参照し、gigabeat roomで楽曲を転送した際、ジャケット画像も自動的に本体に転送。さらに、GracenoteのMusicIDに対応。アナログ音源から取り込んだ楽曲にも自動的に曲名やアーティスト名が追加されるほか、タグ情報の編集も行なえる。
また、楽曲の曲調やジャンルに関するキーワードを選択することで、自動的にプレイリストが作成されるGracenote PLAYLISTもサポート。さらに、USB接続した本体内のSATファイル(HDD内の音声フォーマット)を、著作権を保護したままgigabeat roomから再生できる。
■ gigabeat F21/F11 2004年11月に発売された「F10」、「F20」の後継モデル。本体カラーが「F10」のホワイト/アクアブルー/ロゼピンクから、「F11」ではホワイト/ライム/オレンジに、「F20」のシルバー/アクアブルー/ロゼピンクから、「F21」のシルバー/ブラックに変更されている。
機能としては「F40/F41」と同等に強化。USBホスト機能に対応し、オプションのUSBクレードル「MEGBCS13」に載せ、ACアダプタを繋いだ状態で、USB接続したメディア内のDCFフォーマットの画像ファイルを本体に転送できる。ただし、画像をそのまま液晶画面で表示することはできず、ビューワー機能を利用する場合はgigabeat roomで転送する必要がある。 「画面テーマの設定」も多機能化し、画面を90度回転させた表示が行なえるほか、表示フォントの大小、ジャケット画像表示の大小が選択できる。また、音量と、ユーザー設定を含む29種類のイコライザを、曲ごとに設定可能。さらに、静止画ファイルを液晶画面に表示するフォトビューワー機能に対応するなど、F40/F41相当の機能となった。
また、gigabeat F10/20用のファームウェアアップデートサービスが5月末から行なわれる予定。このサービスにより、無償でF11/F21/F41と同様に「フォトビューアモード」や「画面スタイル設定」などが追加される。なお、このアップデートサービスは3月のF40発表時に、4月以降公開予定としていた。
□東芝のホームページ
(2005年5月16日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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