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株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、独自のVRDSメカニズムを搭載したSACDプレーヤー「X-01」の内部配線やパーツをグレードアップした限定モデル「X-01 Limited」を7月中旬に発売する。価格はX-01(1,312,500円)より52,500円高価となる1,365,000円。全世界で500台の限定生産となっている。 なお、既存のX-01ユーザーを対象とした有償アップグレードサービスも実施する。7月15日より申し込みを受け付け、8月より順次アップグレードを実施。アップグレード費用は105,000円だが、別途引き取り、納品出張費が必要となる。申し込みは販売店、もしくは同社の営業部販売グループまで。 X-01 Limitedで強化されたポイントは、主要な内部配線材に6N純度の銅線を採用したこと。このケーブルは、同社と三菱電線工業、アクロジャパンが共同開発した「MEXCEL(メクセル)」と呼ばれるもので、ケーブルとしての単体発売に加え、セパレートタイプのSACDプレーヤー「P-01(トランスポート:231万円)/D-01(モノラルDAC:115万5,000円)」にも採用されている。
また、P-01/D-01の開発で培った技術とノウハウを踏襲し、DAC部やアナログ出力段の回路構成やコンデンサ、抵抗などの主要部品を再検討し、グレードアップ。再生能力を向上させ、自然で深みのある音を実現したという。
さらに、端子部も変更。アナログ出力とデジタル出力のRCAコネクタに、独WBTの「nextgen(ネクスジェン)」ブランドの「WBT-0210Cu」を採用した。コールド側に接するプレートを、プレートを取り囲む面接触のクローズ構造から、一点での接触によるオープン構造に変更することで、信号の反射や渦電流の発生などを防いでいる。
また、75Ωのインピーダンスを保証するデジタルケーブルと組み合わせることで、75Ωのデジタル伝送を実現し、インピーダンスの不一致による信号減衰も防げるという。 なお、これに伴い、75Ωのピュア伝送をコンセプトに、WBTとオランダのVDH(バン・デン・ハル)が協力。コラボレーション・ケーブルの発売も予定しているという。
限定版のそのほかの機能や外形寸法などの仕様はX-01と同じだが、トップパネルに「X-01 Limited」と印された金色のプレートが装着される。ただし、X-01の有料アップグレードには、プレートは付属しない。
□エソテリックのホームページ
(2005年7月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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