|
Twentieth Century Fox(FOX)は29日(現地時間)、HDビデオパッケージソフトにおいてBlu-ray Discを支持することを表明、同社並びに関連子会社からのHD映像タイトルをBlu-rayでリリースすることを明らかにした。 FOXは2004年10月にBlu-ray Disc Associationの幹事企業として参加していたが、実際のタイトルリリースに関しては、最終決定に至っていないと説明していた。今回正式にBlu-rayでのタイトルリリースが表明された。 FOXでは、同社の持つ映画やテレビプログラムなど多数の映像ライブラリを、Blu-rayのハードウェア製品の発売にあわせて、日本、北米、欧州でリリースするという。同社が例として挙げているのは以下のタイトル。
FOXでは、Blu-ray採用の理由について、海賊版を防ぐための積極的な取り組みを挙げ、同社も積極的にBlu-rayのセキュリティ仕様の策定に携わり、ハリウッドの意向を満たすことが出来たとアピールしている。 同社のMike Dunn社長は、「Blu-rayはコンシューマ向けパッケージメディアを最大限に進化させるより優れたHD技術だ。FOXは自社のタイトルをBlu-rayで消費者に届ける。ビジネス面から見ても、先進的な機能、画質、データ容量、製造コスト、新しい機能/要望への拡張性など、次世代のホームエンターテインメントにふさわしいフォーマットだ」とコメントしている。 FOXのBlu-rayタイトル投入表明により、Blu-rayを支持し、タイトル発売を行なうハリウッド大手スタジオは、SPEとFOX、Disneyの3社となる。一方、HD DVD陣営は、Paramount Pictures、Universal Pictures、Warner Brosなどの大手スタジオの支持を獲得しており、次世代ビデオパッケージソフトの分裂は決定的となっている。 □Twentieth Century Foxのホームページ (2005年7月29日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|