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株式会社アイ・オー・データ機器は、デジタル放送をi.LINK経由でストリーム記録するHDDユニット「Rec-POT」シリーズの新モデルとして、簡易編集機能を備えた「Rec-POT F」(HVR-HD250F)を9月下旬に発売する。HDD容量は250GB。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は59,800円前後の見込み。 地上/BSデジタルハイビジョンなどのデジタル放送をi.LINK経由でストリーム記録するHDDユニット。現在「Rec-POT M」シリーズとして160GBと250GBモデルを用意しているが、今後はRec-POT F(250GB)に置き換わる。160GBモデルは無くなるが、同社としては下位モデルなどをリリースする予定はなく、「市場の反応を見ながら検討していきたい」としている。 デジタル放送の著作権保護機能「DTCP」にも対応しており、コピーワンスコンテンツのムーブにも対応。松下製のAV専用HDD「AV HDD」の250GBモデルを内蔵する。Mシリーズとの最大の違いは、簡易編集機能(プレイリスト作成機能)を備えたこと。また、従来カードタイプだったリモコンが、AV機器ライクなリモコンに変更されている。
コンテンツの一覧画面から、リモコンの「番組編集」ボタンを押すと、編集メニューが表示される。早送り/巻き戻し機能を利用して、CMと番組本編の境目などでIN点、OUT点を指定。1つのコンテンツでプレイリストとしてシーンを最大10個まで登録できる。なお、編集はGOP単位。 登録後に同コンテンツを再生すると、指定した部分のシーンだけを連続再生する。ただし、カット編集機能などは備えておらず、録画データの容量は不変。あくまでプレイリスト作成・再生となる。また、チャプタとも異なるため、プレイリスト再生時に次のシーンへジャンプすることはできず、早送り/巻き戻しのみが利用できる。
本体で直接ファイルを編集することはできないが、プレイリスト単位でのムーブに対応。i.LINK経由で接続したD-VHSデッキや他のRec-POTなどへ、プレイリストで選択した部分のみをムーブすることで、任意のシーンのみを繋げた録画データを作ることはできる。その際、選択しなかったシーンはRec-POT Fの中に残る。 その他の主な機能は共通で、「D-VHS互換モード」と、ソニー製チューナ対応の「DISCモード」をサポート。BML(Broadcast Markup Laguage)を使用したOSDメニューを実装しており、D-VHS互換モード時でメニュー画面から簡易編集を含む、各種操作が行なえる。
入出力端子はi.LINKを2系統用意。外形寸法は280×204×35mm(幅×奥行き×高さ)で、Mシリーズの280×200×35mm(同)とほぼ同じ。しかし、鏡面仕上げのフロントパネルを採用するなど、デザインは大きく変更している。また、付属のリモコンにテレビ操作機能も追加している。重量は約1.9kg。
□アイ・オー・データのホームページ
(2005年9月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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