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株式会社東芝は、1.8型HDDを内蔵したポータブルオーディオプレーヤー「gigabeat」の新モデルとして、30GB HDDを搭載した「gigabeat X30」を9月22日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は37,000円の予定。カラーリングはピアノブラック(K)、ピュアホワイト(W)、クリムゾンレッド(R)の3色を用意する。
「gigabeat」シリーズの新モデルで、名称は「gigabeat X」。gigabeatシリーズとの最大の違いは、筐体サイズが容積比で約20%小型化したこと。X30の外形寸法は99.3×59.3×14.5mm(縦×横×厚さ)。gigabeatシリーズ20GBモデルの「F20」は106×63×16mm(同)となっており、縦、横、厚さともに小型化。十字型タッチセンサーやデザインコンセプトは踏襲しているため、gigabeatの上下部を切り落としたようなデザインになっている。
筐体は小型化したが、搭載しているカラー液晶ディスプレイは、2.2型から2.4型に拡大。解像度は240×320ドットで同じ。表示色は32,768色から26万色相当へと大幅に増加している。また、重量もX30は約134gで、F20の160gから軽量化を実現している。
ほかにも、静止画の表示・管理機能を強化。EXIFの撮影日付情報から、日付別のアルバムやフォルダを自動的に作成する機能を備え、階層管理に対応。任意の静止画だけを選んで、音楽再生中に連続して表示するプレイリスト(スライドショー)機能も搭載した。なお、スライドショー時にはフェードやワイプ、ボックス、スプリット、ランダムといったトランジションも利用できる。 また、静止画を使った壁紙だけを表示しながらの音楽再生、ジャケット写真表示、静止画の回転表示による縦持ち/横持ちの対応、フォントのサイズ調節なども行なえる。 さらに、付属の専用ソフトが「gigabeat room Ver.3.0」にアップデート。静止画と音楽機能を手軽に切り替えられるタブ切り替えに対応。静止画の転送操作を簡易化したほか、ワンクリック操作で音楽CDをプレーヤーに転送できる「RipRec」も継承。今回のバージョンから転送と同時にPCにも保存できるようになった。また、GracenoteのMusic IDやGracenote PLAYLISTも引き続きサポートしている。 再生対応フォーマットはWMA(DRM対応)/MP3/WAV。なお、オプションのクレードル(MEGBCS15)経由で、新たにDRM 10にも対応した。ビットレートは16~320kbpsをサポート。音質面ではSRS WOWを含むイコライザが、33種類となった。PCとの接続はUSB 2.0を利用し、マスストレージクラスに対応。対応OSはWindows 2000/XP。 なお、クレードル(MEGBCS15)は別売で、10月初旬発売でオープンプライス(直販価格4,980円を予定)。RipRecボタンや同期ボタン、USB端子、アナログ音声出力、ACアダプタジャックなどを備えている。また、PTP(Picture Transfer Protocol)もサポートしており、デジタルカメラなどの静止画をgigabeat X30に転送することもできる。
電源は内蔵のリチウムイオン充電池を使用。連続再生時間は約16時間。ACアダプタ、ヘッドフォン、USBケーブルなどを同梱する。また、オプションでワイヤードリモコン(MEGWRC12)も用意。10月初旬発売でオープンプライス(直販価格3,280円を予定)。
□東芝のホームページ
(2005年9月20日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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