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ソニーは、8ch同時録画が可能なHDDレコーダ「Xビデオステーション(VGX-XV80S/XV40S)」を10月29日より発売する。「VGX-XV80S」は8チューナ/8番組同時録画、「VGX-XV40S」は4チューナ4番組同時録画モデル。
HDD容量は4チューナが250GB~2TB、8チューナモデルが500GB~2TBを選択可能で、販売は直販サイト「ソニースタイル」のみで行なう。ソニースタイル価格はVGX-XV40Sが89,800~259,800円、VGX-XV80Sが149,800~299,800円。 最大8chの同時録画に対応し、最大構成(8チューナ/HDD 2TB)では、全てのチャンネルの放送を約3週間分録画できる。また、DLNAガイドラインに準拠し、家庭内のほかのPCからのストリーム視聴も可能となっている。
「テレビ番組をまるごと“一時保存”。家中の好きな場所に“配信”」をコンセプトに、とにかく全てのテレビチャンネルを録画することで、見逃し/録り逃しを排除したHDDレコーダ。また、1番組のテレビ出力に加え、2系統のストリーム配信が可能なため、テレビの「取り合い」を防ぐことができるという。 テレビのリモコンでテレビ視聴などの操作が可能だが、初期設定はPCとネットワーク接続し、専用ユーティリティ「XVアプリケーション」を利用する。Vアプリケーションの対応OSはWIndows XP。なお、同社のAVパソコンブランド「VAIO」での発売となるが、PCとしての機能は備えていない。 チューナは地上アナログ(VHF/UHF/CATV)に対応。テレビチューナの入力は1系統のみだが、内部で9分配しており、8基のテレビチューナに分配する。それぞれのチューナ入力にゴーストリデューサや3次元Y/C分離回路、デジタルノイズリダクションを装備。エンコーダには4chのMPEG-2をリアルタイムエンコードできる「XCode II」を2基内蔵している。 録画形式はMPEG-2で、ビットレートは6/4/2.5/1.25Mbpsが用意される。記録解像度は6/4Mbpsが720×480ドット、2.5Mbpsが352×480ドット、1.25Mbpsが352×240ドット。外部入力映像の録画も可能となっている。最大4台のHDDを搭載可能で、シリアルATA接続。容量は最大2TB。OSはHDD内でなくフラッシュメモリ上に内蔵している。2TB/8chモデルの場合、1.25Mbpsで約17.8日間で全チャンネルの連続録画が可能で、放送の無い時間帯を省けば、約3週間の番組を格納できるという。 録画予約は、「週間パターン予約」や「おまかせ予約」、番組表を利用した「個別予約」、「リモート予約」などが可能。録画設定はPCから行なう。基本は各チャンネルの録画時間を指定する「週間パターン予約」。また、録画設定では、[ニュース・報道]の場合、保存期間を短くする、[映画]の場合画質を高くする、などの設定も可能となっている。 録画した番組を、テレビを見ながら任意のチャンネルの任意の時間を選ぶだけで、再生できるインターフェイスを採用。リモコン操作の左右で、チャンネル/ジャンルの移動、上下で時間のスキップ/バックなどに割り当てられ、番組を選択できる。
また、PCからのストリーム視聴にも対応。DLNAガイドラインに対応しており、DLNA対応のビデオサーバーとして利用できる。ストリーム視聴には「XVアプリケーション」を利用。「タイムマシンビュー」と呼ばれる録画番組検索が可能。番組表のようなUIに録画番組をサムネイル表示し、見たい番組をクリックするだけでストリーム視聴が可能。テレビ出力1系統、PCストリーム2系統の同時番組再生が行なえる また、録画した番組のEPG情報を元にしたキーワード検索やジャンル検索にも対応。さらに、XVアプリケーションからXビデオサーバー内のMPEG-2ファイルをパソコンに転送し、DVD化できる。 入力端子は、テレビチューナ1系統(内部で9分配)、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2を装備。出力端子はS映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×1、光デジタル音声×1と、1系統のテレビチューナスルー出力を装備する。100BASE-TX Ethernetも備えている。 消費電力は45~95W(スタンバイ時4.2W)。外形寸法は430×380×87mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.6~10kg。リモコンやアンテナケーブルなどが付属する。
□ソニーのホームページ (2005年10月4日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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