|
パイオニア株式会社は、新パネル「P.U.R.E. Black Panel」を搭載した業務用42V型プラズマディスプレイ「PDP-425CMX」を2006年1月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、実売価格は60万円前後の見込み。 新開発の42型「P.U.R.E. Black Panel」を採用したプラズマディスプレイ。9月に発売した民生向けの「新ピュアビジョン」もP.U.R.E Black Panelを採用していたが、PDP-425CMXの搭載パネルは、同社が2004年に買収したNECプラズマディスプレイ(NPD)の技術を導入した新開発のもの。NPD統合後の両社の技術を取り入れた初の製品となる。 パネル解像度は1,024×768ドット。「独自のディープワッフル構造リブ」により輝度を1,400cd/m2に向上したほか、「高純度クリスタル層」により暗所コントラスト3,000:1を実現。黒の表現を向上し、立体感ある映像再生が可能となった。 また、青色蛍光体材料も新開発し、初期運用時の焼き付き耐性を高めるなど、業務用途での性能向上も図っている。12bitワンチップ画像処理回路により、階調表現を向上したほか、スケーリング性能も改善。さらに、独自のフレックスCLEAR駆動の採用により、疑似輪郭を解消した。 広告テロップ用のバナーPIPなどの2画面表示機能も搭載。最大25面のマルチ表示にも対応するほか、電源ON/OFFから入力切替など7つのプログラムを登録できる「プログラムタイマー」機能も搭載している。 入力端子はD-Sub15pinとDVI-D。コントロール端子としてRS-232Cも備えている。消費電力は285W。外形寸法は1,022×98×610mm(幅×奥行き×高さ)、重量は30.5kg。 □パイオニアのホームページ (2005年12月20日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c)2005 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|