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ソニーは、1080i記録に対応した業務用HDVレコーダ2モデルを5月下旬に発売する。価格は、2.7型液晶ディスプレイやHDMI出力を備えた上位モデル「HVR-M25J」が399,000円、縦置きも可能な小型の「HVR-M15J」が299,250円。
いずれも1080i対応のHDVレコーダで、ミニDVテープに加え、スタンダードサイズのDVテープにも対応した初の製品。DVCAM、DV(SP)フォーマットで記録/再生が可能で、業務用のHDVカムコーダ「HVR-Z1J」や「HVR-A1J」、家庭用の「HDR-HC3」などで撮影したミニDVテープの再生も行なえる。NTSC/PALをサポート。 HDからSDへのダウンコンバート時にはスクイーズ/レターボックス/エッジクロップが選択可能。ただし、 i.LINKからレターボックス出力は行なえない。 他のVTRやノンリニア編集システムなどからのi.LINK入力時に、信号に含まれる映像や音声に加え、タイムコード情報もテープに記録し、後からの確認を行ないやすくするという「タイムコードコピー機能」も備える。
■ HVR-M25J 前面に、独自の高輝度、広色域技術の「クリアフォト液晶プラス」を採用した2.7型液晶モニタを搭載。従来のDVCAMレコーダ「DSR-25」に比べ色再現性を約60%向上した。また、総画素数も21万画素で約70%増加している。 i.LINK接続された再生機器からのダビングを簡単にするという「DUPLICATE PLUS(デュプリケートプラス)」機能を装備。HDV/DVCAM/DV(SP)の混在するテープからのダビング時、指定したフォーマットのみを自動検出、ダビングすることも可能。 HDからSDへのダウンコンバートをエッジクロップで行なう際、4:3の範囲を任意で横方向に微調整できる「エッジクロップ調整」を搭載。切り出した映像をi.LINK経由でリアルタイム出力でき、SDコンテンツ編集時の画角調整作業を効率化できるという。 端子部では映像出力にHDMIを採用。そのほかの映像出力はコンポーネント、コンポジット、S映像で、映像入力はコンポジット、S映像を装備。コンポーネント、コンポジットは入出力ともBNCコネクタとなっている。i.LINKはHDV/DV兼用で1系統。そのほか、コントロールS端子(ステレオミニ)やLANC端子(ステレオミニミニ)、ステレオミニのヘッドフォン出力も備える。 外形寸法は約212×390.3×98mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.3kg。電源は本体に内蔵。リモコンやクリーニングテープなどが付属する。
■ HVR-M15J
付属スタンドの利用で縦置きが可能な小型モデルで、縦置き時の外形寸法は約72.8×267.1×180mm、重量は約2.3kg。前面パネルには操作ボタンに加え、メニューキーも搭載している。なお、液晶ディスプレイやHDMI端子は備えていない。 i.LINKはHDV/DV兼用で1系統。映像出力はコンポーネント、コンポジット、S映像で、映像入力はコンポジット、S映像を装備するが、コンポーネント、コンポジットは入出力ともRCAコネクタとなっている。リモコンやクリーニングテープやACアダプタなどが付属する。
□ソニーのホームページ (2006年3月2日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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