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ソニーは、1080i記録が可能なHDVカメラの業務モデル「HVR-A1J」を9月より発売する。価格は278,250円。 既存のミニDVテープにHD映像を記録する「HDV」規格に対応したビデオカメラ。同社が7月7日に発売予定の民生用HDVカメラ「HDR-HC1」の業務用途向けモデルで、1月に発売した「HVR-Z1J」の低価格モデルと位置づけられている。 HDR-HC1からの変更点は、XLR音声入力端子を備えたほか、撮影した映像素材の管理を効率化する「タイムコードプリセット」、DVCAMフォーマットへの対応など業務用途向けの機能を強化。シャッター式レンズカバーを内蔵したレンズフードも付属する。 さらに、手ぶれ補正OFF時にCMOSの全画素読み出しを行なう「フルスキャンモード」を追加し、より高クオリティでの撮影を可能とした。また、シネマトーンガンマ/シネフレーム/ブラックストレッチなど、プロ用HDコンテンツ作成をサポートする機能も追加している。 一方で、静止画用のストロボフラッシュなどは省いてているほか、自動電源OFFや、VAIOと連動したClick To DVD起動機能なども省略されている。 そのほかの仕様はHDR-HC1とほぼ同等で、独自開発した1/3型の原色297万画素の単板CMOSセンサを搭載。動画撮影時の有効画素数は16:9で207万画素、4:3で155万画素(いずれもフルスキャンモード時)。静止画撮影時は16:9で207万画素、4:3で276万画素となる。 DV(480i)に加え、解像度1,440×1,080ドットの1080/60i映像を録画可能。HDVモードの信号処理用には、「HDコーデックエンジン」を搭載している。ただし、DVのLPモードは利用できない。 レンズは光学10倍ズームのカールツアイス「バリオ・ゾナーT*」を採用。焦点距離は35mm判換算でテープ記録時(16:9)41~480mm、4:3で50~590mm、メモリ記録時は16:9で40~400mm、4:3で37~370mm。明るさはF1.8~2.1。デジタルズームは40倍(HDR-HC1は120倍)。 液晶モニタは2.7型ワイドの12.3万画素。タッチパネルとなっており、液晶横に撮影用の録画、ズームボタンを装備する。ビューファインダーは0.54型ワイド(25.2万画素)で、カラー表示に加え、モノクロ表示にも対応している。 メモリースティックデュオスロットも搭載し、静止画記録に対応。外形寸法は、71×103×191mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は670g/撮影時重量は約1.3kg。バッテリはインフォリチウムMシリーズに対応する。また、外部マイク「ECM-NV1」やリモコンが付属する。 □ソニーのホームページ (2005年5月24日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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