◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
第20回日本ゴールドディスク大賞授賞式を開催
-最もCDが売れたのは倖田來未。受賞に感涙


RIAJ会長 佐藤修氏
RIAJ会長 佐藤修氏
3月9日開催

赤坂泰彦と高田万由子
今年の司会者は昨年と同じく、赤坂泰彦さんと高田万由子さんが担当した
 社団法人 日本レコード協会(RIAJ)は9日、NHKホールで「第20回日本ゴールドディスク大賞」授賞式を開催した。

 日本ゴールドディスク大賞の特徴は、「レコード(CD)の総出荷数から返品数を差し引いた、正味売上数字」を選定基準としており、審査などの判断は含まれていないこと。同協会では正味売上数字についても、「第三者機関の公認会計士の監査によって厳正に確認されている」としている。

 第20回目となる2005年度は、2005年1月1日~2005年12月31日までの全作品の売上数を集計し、受賞作品・アーティストが選出された。

 日本ゴールドディスク大賞には、この1年間で発売された作品の売上金額の合計が最も多いアーティストに授与される「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」や、期間中にデビューしたアーティストで、その作品がゴールド・ディスク以上に認定されたアーティスト全組に授与される「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」、期間中に発売したシングルで50万枚以上を売り上げた作品(洋楽は売上枚数の最も多い1作品)に授与される「ソング・オブ・ザ・イヤー」など14賞が用意されている。

左からKさん、パク・ヨンハさん、SE7ENさん

 また今回は通常の賞以外にも、日韓両国が国交正常化40周年を迎える2005年を「日韓友情年2005」として定めたことを記念し、日本・韓国の両国で活躍し、音楽文化交流に多大なる貢献をしたアーティストに授与される「日韓友情年2005特別賞」が設けられ、Kさん、SE7ENさん、パク・ヨンハさんの3人が受賞した。

 3人揃ってステージ上に登場すると、客席からは会場が割れんばかりの歓声が巻き起こった。韓流ブームが健在であることを見せつけた。

 昨年、ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーの洋楽部門を受賞したパク・ヨンハさんは、「昨年もそうですが、今回の受賞も予想していませんでした。この賞は、皆さんに愛していただいたからいただいた賞。皆さんに捧げたい」と喜びを語った。


Kさん Kさん Kさん
Kさんは、ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーの邦楽部門も受賞。「Only Human」をピアノの弾き語りで歌った


SE7ENさんん SE7ENさん SE7ENさんん
SE7ENさん、「STYLE」を披露。激しいダンスで会場を盛り上げた


パク・ヨンハさん パク・ヨンハさん パク・ヨンハさん
玉置浩二さんの大ファンというパク・ヨンハさんは、ソング・オブ・ザ・イヤーも受賞した「Truth」のカバーを熱唱した

 また、2005年11月3日に亡くなった本田美奈子さんには、「アメイジング・グレイス」にクラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤーの邦楽部門賞が贈られた。会場に生前のVTRが流されると、客席からはあたたかい拍手が贈られた。

 なお前回、アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞したORANGE RANGEは、今回はアーティスト・オブ・ザ・イヤーを逃したものの、ソング・オブ・ザ・イヤー11曲中4曲を占めたほか、さらにロック&ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤーも「NATURAL」で受賞。存在感を見せ付けた。

 現在レコーディング中とのことだが、その合い間を縫ってメンバーの二人が会場に駆けつけた。演奏は行なわなかったが、二人が登場すると会場は大歓声に包まれた。


本田美奈子さん ORANGE RANGE
本田美奈子さんの「アメイジング・グレイス」がクラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤーの邦楽部門を受賞した ORANGE RANGEは、レコーディングの合い間を縫ってメンバーの二人が会場に駆けつけた


倖田來未さん O-ZONE
歌の途中、感極まって、倖田來未さんの目から大粒の涙がこぼれ落ちた アーティスト・オブ・ザ・イヤーの洋楽部門はO-ZONEが受賞した
 毎年受賞式の最後に発表される今年度の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」には、邦楽部門は倖田來未さん、洋楽部門はO-ZONEが受賞した。

 倖田來未さんはアルバムを2,268,578枚、シングル1,034,595枚、ビデオ243,539本、O-ZONEはアルバムを884,628枚、シングルを9,144枚売り上げた。

 日本レコード大賞に続く受賞に倖田來未さんは、「ほんとすごくうれしいです、ありがとうございます。色々な人の支えがあって、ここまでこれたと思っているんで、感謝の気持ちを歌で皆さんに届けられたらと思っています。皆さん本当にありがとうございます。がんばります」と喜び、目に涙を浮かべた。

 また、倖田來未さんは、アーティスト・オブ・ザ・イヤー以外にも、ロック&ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー、ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤーも受賞した。

倖田來未さん 倖田來未さん 倖田來未さん
倖田來未さんは、アーティスト・オブ・ザ・イヤーの受賞を受けて「Promise」を熱唱した

 なお、全受賞作品・アーティストの一覧は、RIAJのサイトで公開されている。また、授賞式の模様は、NHK衛星第2で中継されたほか、3月22日の深夜0時15分~1時25分からNHK総合テレビで放送される予定。

 恒例のコンピレーションアルバムCDは、今年は株式会社BMG JAPANから発売。今回は国内アーティスト収録盤「THE JAPAN GOLD DISC AWARD 2006」(BVCR-15004)と、海外アーティスト収録盤「THE JAPAN GOLD DISC AWARD 2006 -INTERNATIONAL-」(BVC2-31064)の2枚が、3月1日に同時リリースされた。

 国内アーティスト版/海外アーティスト版とも、第20回日本ゴールドディスク大賞を受賞した作品の中から各13アーティストの作品を収録し、価格は各2,548円。

 昨年の「THE JAPAN GOLD DISC AWARD 2005」は国内と海外のアーティストを14アーティストを収録した1枚のみのリリースだった。今回は国内アーティスト版/海外アーティスト版に分割され、各ディスクの収録数は1アーティスト少なくなったが、価格が「THE JAPAN GOLD DISC AWARD 2005」の2,600円から、52円安く設定されている。

 このコンピレーションアルバムは、「音楽業界全体の活性化を目的としてリリースする」としており、レーベルやジャンルの垣根を超えてリリースされている。なお、2002年は東芝EMI株式会社、2003年はエイベックス株式会社、2004年は株式会社ソニー・ミュージックダイレクト、2005年はユニバーサル ミュージック株式会社から発売されており、今年で5作目となる。

【授賞式に出席したアーティスト】
倖田來未さん 倖田來未さん 倖田來未さん
アーティスト・オブ・ザ・イヤー、ロック&ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー、ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤーの3賞を受賞した倖田來未さんは、オープニングも「Butterfly」で飾った。

大塚愛さん 大塚愛さん 大塚愛さん
大塚愛さんは昨年に引き続き、ロック&ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤーの邦楽部門を「LOVE COOK」で受賞した

WaT WaT WaT
WaTは、ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞

伊藤由奈さん 伊藤由奈さん 伊藤由奈さん
同じくニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞した、伊藤由奈さん

UVERworld UVERworld UVERworld
UVERworldも、ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞

YUIさん YUIさん YUIさん
ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞したYUIさん、弾き語りで「feel my soul」を熱唱した

小野リサさん 小野リサさん 小野リサさん
ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤーの邦楽部門は小野リサさんの「Romance Latino vol.1」が受賞した

ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤーの洋楽部門は「ベスト・ブルー・ノート100 VARIOUS ARTISTS」が受賞。代表して寺井尚子さんのヴァイオリンと、松永貴志のピアノでセッションが行なわれた

DEPAPEPE DEPAPEPE DEPAPEPE
インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤーは、DEPAPEPEの「Let's Go!!!」が受賞した

左からMi(3人)、トンガリキッズ(2人)、岩崎貴文さん Mi
ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞した3組。 Mi トンガリキッズ

岩崎貴文さん 高橋瞳
岩崎貴文さん 同じくニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞した、高橋瞳さん(左)、HIGH and MIGHTY COLOR(右)

純邦楽・アルバム・オブ・ザ・イヤーは、東儀秀樹さん率いる「TOGI+BAO」の「春色彩華」が受賞した

水森かおり 水森かおり 氷川きよし 氷川きよし
今年の演歌/歌謡曲アーティスト・オブ・ザ・イヤーは水森かおりさん(釧路湿原)と、氷川きよしさんで分け合った
クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー洋楽部門は、「ベスト・クラシック100 6CD」が受賞。ヴァイオリニストの千住真理子さんとピアニストの山洞知さんが「G線上のアリア」を演奏した。千住真理子さんのヴァイオリンは、300年前に作られたストラディヴァリウスで、300年間ずっとだれも演奏していなかったという珍しいタイプ。「デュランティ」という名前がつけられている

徳永英明さん 徳永英明さん 徳永英明さん
企画・アルバム・オブ・ザ・イヤーの邦楽部門は、徳永英明さんの「VOCALIST」が受賞した

□日本レコード協会のホームページ
http://www.riaj.or.jp/
□日本ゴールドディスク大賞のホームページ
http://www.golddisc.jp/
□ニュースリリース
http://www.riaj.or.jp/release/2006/pr060309.html
□「第20回日本ゴールドディスク大賞』全受賞作品・アーティスト一覧
http://www.riaj.or.jp/release/2006/gdlist_20th.html
□BMG JAPANのホームページ
http://www.bmgjapan.com/
□「THE JAPAN GOLD DISC AWARD 2006」の製品情報
http://www.golddisc.jp/award/20/index.html
□関連記事
【2005年3月11日】第19回日本ゴールドディスク大賞授賞式を開催
-最もCDが売れたのは「ORANGE RANGE」と「QUEEN」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050311/jgd.htm
【2004年3月11日】第18回日本ゴールドディスク大賞授賞式を開催
-アーティスト・オブ・ザ・イヤーは過去最多の浜崎あゆみ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040311/jgd.htm
【2003年3月13日】第17回日本ゴールドディスク大賞授賞式を開催
-アーティスト・オブ・ザ・イヤーは宇多田ヒカル
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030313/jgd.htm
【2003年3月12日】「サクラ大戦4~恋せよ乙女~全曲集 檄! 帝~最終章」が第17回日本ゴールドディスク大賞受賞(GAME Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20030312/sakura.htm
【2003年3月4日】日本レコード協会の新会長にエイベックス社長の依田巽氏が就任
-“音楽権利の保護期間延長”問題に取り組む
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030304/riaj.htm
【2003年4月16日】東芝EMIもリッピングできない音楽Discを5月29日に発売
―「THE JAPAN GOLD DISC AWARD」にCDSを採用
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020416/temi.htm

(2006年3月10日)

[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.