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株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ(TBSラジオ)は27日、エスケイネット株式会社と共同で、2006年中の本放送開始が予定されている地上デジタルラジオ対応の業務用受信ソフトを開発したと発表した。同ソフトを用いた業務用受信機は2006年6月頃の発売を予定している。 発売される受信機は、デジタル放送用受信装置標準規格「ARIB STD-B30」と、地上デジタル音声放送運用規定「TR-B13」に業界で初めて対応したというラックマウント型の製品。MPEG-4 AVC(H.264)デコーダや、P2プロファイルのデータ放送対応ブラウザも搭載する。
アンテナからの受信に加え、放送前のコンテンツの確認に必要とされるTSファイルの再生、BMLの表示も可能。受信したTSデータの保存もできる。 そのほか、放送送出監視に必要な受信レベルやビットレート、TS情報、音声メーターなどストリーム情報の表示機能も搭載する。映像出力としてアナログRGB(D-sub 15ピン)を備えるほか、音声出力はXLR、RCAを各1系統装備。EthernetやTS入出力(BNC)も搭載する。 TBSラジオは、現在行なわれている試験放送期間中に、コンテンツの充実を図るとともに、高音質やデータ放送などの特性を活かした新しい情報提供を目指して実証実験などを行なう予定。また、エスケイネットでは、今回の開発を通じて得たノウハウを民生機器開発に活用するほか、受信モジュールの外部供給も行なう予定としている。
□TBSラジオのホームページ (2006年3月27日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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