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日本ビクター株式会社は、サブウーファの新モデルを6月2日より発売する。外装の仕上げの違いで2モデル用意。メープル材の突き板貼りで、全光沢塗装の「SX-DW77」が173,250円、ホームシアター向けに光が反射しない黒色塗装つや消し仕上げの「SX-DW75」が159,600円。
生産完了したサブウーファ「SX-DW7」(141,750円)の後継モデル。音質改善のため、振動板を再度検討。前モデルより3g重い32gの板を採用することで、より高剛性化して表現力が豊かになったという。また、エッジは同社の「SX-L」シリーズと同じ「EPDM発泡ラバー」を新たに採用した。これにより耐久性が向上、軽量化したほか、音の損失率が低下したとする。
前モデルに引き続き、独自の「速度帰還形MFBサーボ」や30cmコーン型ユニット、最大出力600W(2Ω)の「PWM Class-D高効率デジタルアンプ」を搭載する。 再生周波数帯域は16~250Hz。ハイカットフィルタは40~120Hzで連続可変。定格インピーダンスは2Ω。入力端子は、RCAステレオ/モノラル各1系統、スピーカー端子(HIGH LEVEL)1系統。出力端子は、RCAステレオ/モノラル各1系統、スピーカー端子1系統。 密閉方式のキャビネットで、フロントバッフルのみ30mm厚のMDF、その他の面は25mm厚MDFとパーティクルボードを備える。外形寸法は390×445×390mm(幅×奥行き×高さ)、重量は25kg。ケーブルやフットなどが付属する。
発表会では、コーポレート・コミュニケーション部広報グループ主席の石崎氏から新モデルについての背景が説明された。特に外装の違いで2モデルを用意した点については、「ユーザーの利用目的に応じてそれぞれ外装を工夫した。SX-DW77は同社のSX-Lシリーズと統一感を持たせるため、SX-L77と同色で同素材の仕上げにこだわった。また、SX-DW75は、ユーザーから要望の多かったホームシアター環境向けの製品。映画などを鑑賞する際に、映像の光が反射しないように、つや消し仕上げを施した」という。
また、前モデルと比べて1mm奥行きが小さくなった点については「サランネットと本体の間に1mmの隙間を設けた。音にこだわるユーザーの場合、視聴時に外して使用するため、着脱頻度が高い。着脱時に隙間がなくてピッタリすぎるため、本体に当たってしまい音がなるのが気になるとの話があったので、ぶつからないようにした」とした。
□ビクターのホームページ ( 2006年4月24日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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