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ソニー、新ヘッドフォン/イヤフォン10機種以上公開
-NCや低価格「EXモニター」、2万円のヘッドフォンも


MDR-NC22
9月13日開催


 ソニーは13日、販売店や流通、報道関係者などを対象に2006年内発売予定の新製品を紹介する展示会「ディーラーコンベンション 2006」を開催した。

 会場では薄型テレビやシアターシステムなどがメインだが、ノイズキャンセリング・イヤフォンや、ヘッドフォン、アクティブスピーカーなどのコンパクトな新製品を数多く展示された。


■ ノイズキャンセリング・イヤフォンの新機種

 MDR-NC11(11,550円)の後継となる、ノイズキャンセリング・イヤフォンの新モデル「MDR-NC22」が展示された。10月10日発売で、価格は9,975円。

 NC11と比べ、ノイズキャンセリング用ユニットを大幅に小型化。その一方で、アクティブ・ノイズキャンセリング機能は向上しており「周囲の騒音を従来は1/3に低減するとしていたが、新モデルでは1/4まで低減できる」(同社)という。

 ノイズキャンセルユニットにはモニターボタンも備えており、押すと音楽をミュートし、外の音が聞きとりやすくなる。イヤフォン部はカナル型(耳栓型)。

右が従来モデルの「MDR-NC11」 ノイズキャンセルのON/OFF以外に、押した時だけ周囲の音が聴き取りやすくなるモニター機能も備えている イヤフォン部はカナル型

MDR-NC32NX

 また、まったく同じノイズキャンセリング能力を持つネックストラップタイプ「MDR-NC32NX」も11月10日に発売する。価格は12,390円。キャンセルユニットからストラップがのびており、ポータブルプレーヤーを吊るすこともできる。


■ EXモニターの低価格モデルが登場

 「EXモニター」シリーズの第1弾モデルとして5月に発売された「MDR-EX90SL」(12,390円)。大口径ユニットとカナル型の装着感と音質の両立を目指したモデルだが、このEX90SLの下位モデルが一気に3機種登場した。

 「MDR-EX85SL」はEXモニターシリーズで、90SLの低価格版と位置づけられている。11月発売予定で、価格は未定だが5,000円前後の見込み。90SLの約半額となるが、90SLと同じ13.5mmのドライバーユニットを搭載。カナル型の利点を取り込む独自の形状も90SLと同じ。

 90SLとの違いは、搭載するユニットに各種音質チューニング用パーツを投入している90SLに比べ、85SLはそうしたパーツが省かれている。ハウジングも90SLのみアルミ製。また、90SLは出荷前に手作業で音質チェックが行なわれるが、85SLはコスト削減のため省かれている。

MDR-EX85SL 右がMDR-EX90SL。90SLはハウジングがアルミ製になっている アンダーバーが引かれている部分が、90SLには搭載され、85SLに投入されていないパーツ

 「MDR-EX52SL」は、カナル型イヤフォンでありながら、耳掛け用ハンガーを後から追加できるという2ウェイスタイルが特徴。11月発売予定で価格は3,000円程度の見込み。フォルムは通常のカナル型イヤフォンだが、切り込みが入ったエラストマー樹脂製の耳掛けハンガーが付属。コードを食い込ませることで耳掛け式イヤフォンとなる。

 「MDR-EX32SP/LP」は、カナル型のスタンダードモデル。4種類のカラーバリエーションを備えている。11月発売予定で、価格は2,500円前後の見込み。

MDR-EX52SL MDR-EX52SLには、耳掛け用のハンガーが付属。ユーザーの好みに応じて着け外しができ、カナル型が耳に合わないといった場合でもハンガーで固定できるという

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【4月3日】ソニー、モニター音質を実現した耳栓型イヤフォン
-12,390円。「MDR-CD900ST」の技術を投入
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060403/sony.htm


■ 高音質な屋外用ヘッドフォン

 「MDR-D777SL」は、80kHzまで再生できる40mm径のHDドライバユニットを採用したヘッドフォン。10月発売で価格は2万円程度を予定している。外部の音を聴き取りやすくするボタンも用意。折りたたみ機構も備えている。試聴デモも行なわれていたが、非常にトランジェントが良く、高解像度な再生音が印象的だった。

MDR-D777SL 折りたたみも可能 外部の音を聴き取りやすくするためのスイッチも備えている

 下位モデルの「MDR-D333LW」は10月発売で、5,000円程度になる見込み。最大の特徴は、コードをハウジングの中に巻き取る機構を採用したこと。巻き取りボタンはハウジング横に備えているが、使用中にコードが巻き取られないよう、折りたたんだ状態でないと巻き取れない機構を採用している。

MDR-D333LW 巻き取り式のイヤフォンコードを採用した カラーバリエーションも用意する予定


■ Bluetooth関連機器など

 Bluetooth関連機器でも参考展示を行なった。送受信機の「HWS-NEW」は屋内での利用を想定した据え置き型だが、上部のスイッチで送信機/受信機の機能が切り替え可能。ポータブル機器の再生音をBluetoothヘッドフォンなどに送る送信機としての役目だけでなく、Bluetooth対応携帯電話の再生音をワイヤレスで飛ばし、コンポなどに渡す受信機としても利用できるという。

送受信機の「HWS-NEW」は、受信機/送信機を切り替えて使用できる Bluetooth受信ユニットが付いたネックストラップ型イヤフォン

耳掛け式のモデルも開発が進められている 送信機「TMR-NEW」。充電式となっており、専用クレードルで充電する

 ほかにも、Bluetooth対応ヘッドセット「DR-NEW2」や、送信機「TMR-NEW」などを展示。さらに、1BOXタイプのBluetooth受信機内蔵2chスピーカー「SRS-NEW」も参考展示している。いずれも発売日、価格ともに未定。

Bluetooth対応のアクティブスピーカー。内部に受信機を備えている カラビナ型の金具が付属するイヤフォン。巻き取り機構を備えている 携帯電話での音楽鑑賞に最適化したイヤフォンや、ハンズフリー通話を可能にするイヤフォンなども展示された


■ アクティブスピーカー

 フルレンジユニットを搭載したパソコン用アクティブスピーカー「SRS-A212PC」は10月10日発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,000円前後。特徴として、オートパワーオフ機能を備えている。

 また、AV用に「SRS-A212」も用意。仕様はA212PCとまったく同じだが、希望小売価格が3,675円に設定されている。ただし、実売はどちらも3,000円程度になる見込み。

 「SRS-U10」は丸みを帯びたフォルムが特徴のアクティブスピーカー。1BOXタイプとなっており、ステレオミニの入力を装備。PSPやポータブルプレーヤーなどの様々な機器が接続でき、PSP固定用のホルダーも標準で同梱。天面のスペースが大きく設けられており、接続した機器の置き場所となっている。

SRS-U10 「SRS-A212」。オートパワーオフを備えている

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/

(2006年9月13日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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