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日本テレビ放送網株式会社と株式会社NTTドコモは26日、両社が共同で設立した有限責任事業組合D.N.ドリームパートナーズの投資案件第2弾として、テレビアニメをHSDPAで高速配信することなどを決定した。
D.N.ドリームパートナーズは、コンテンツへの投資や制作を行なう有限責任事業組合(LLP)として日本テレビとNTTドコモが各50億円、合計100億円投資し、4月に設立された。事業内容は、放送と通信を連携させた新サービスを共同検討することをメインとしており、ワンセグ放送のデータ部分とiモードの連動などを推進。第一号投資案件としてアニメ版「DEATH NOTE」への投資も行なっている。 今後の展開として、10月3日から日本テレビでスタートするテレビアニメ「砂沙美☆魔法少女クラブ」(第2期シリーズ)を、HSDPAに対応したドコモの携帯電話「N902iX HIGH-SPEED」向けに配信する。NTTドコモ独占で、5MBiモーション機能を利用して各話を丸ごとダウンロードできるという。 両社は「地上波放送を見逃した場合でも、従来のiモーションよりもハイクオリティな映像を、下り最大3.6Mbpsを利用していつでも快適に楽しめる」と説明している。 さらに、アニメ「地獄少女」の実写化として注目を集める、岩田さゆり主演のドラマ版「地獄少女」(11月4日放送予定)も5MBiモーションを利用した長尺配信を行なう予定。 なお、ドラマ版の地獄少女は日本テレビ深夜の「黄金の舌」枠で放送されるが、同じ枠で10月7日から放送される「るどいあ☆星惑三第」では本格的なワンセグ/携帯電話連動企画を実施。番組独自の世界観に基づくアイドル候補を、視聴者がワンセグのデータ放送や、携帯電話向けサイトなどで投票できるようにするという。 また、同番組は同日の26時からCS日本でも放送されるため、地上波放送を見逃した場合でも、CSを見て投票に参加できるとしている。
今回の試みについて両社は「日本テレビ初の試み。今後もNTTドコモと相互の連携を強化し、新たなビジネスモデルを模索。放送収入のみならず、放送外収入の増加も目指す」としている。
□日本テレビのホームページ
(2006年9月26日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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