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米Sonic Solutionsは、ダウンロード配信映像をDVDメディアへ書き込んでDVDビデオとして利用できる「DVD-on-Demand」技術に、新たに米Macrovisionのアナログ映像保護技術(ACP)と不正リッピング防止技術(RipGuard)を採用すると発表した。 DVD-on-Demandは、ダウンロード配信による映像データを自動でDVD用のMPEG-2に変換し、DVDメディアに記録することで、DVDビデオとして利用可能にする技術。記録時にCSSなどのコピープロテクトを適用することが可能なため、市販のDVDビデオと同等の内容をネットワーク経由で提供できる。 これまで対応していたCSS暗号に加え、ACP、RipGuardの3種類のコピーガード技術を適用可能にした。同技術は、ビデオ制作者や販売業者などへライセンス提供を行なっていく。提供開始時期は第3四半期後半(2006年12月前後)の見込み。 ACPはテレビなど視聴目的の機器には問題なく映像を表示するが、録画機器への出力時に映像を乱れさせたりすることで、コピーを防ぐ。RipGuardは不正なDVDリッピングを防止する技術で、現在の市販DVDビデオで多く採用されるCSS暗号とは異なる方法でDVDリッピングを防止する。 これら技術を利用することで、3重のコピープロテクトをかけることが可能になる。デジタルコピー対策だけでなく、アナログコピーへの対策も行なうことで、より強固なプロテクションが実現するという。
□米Sonic Solutionsのホームページ(英文) ( 2006年10月12日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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