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富士通テン株式会社は、AV機能を備えたカーナビゲーションシステム「ECLIPSE(イクリプス)」の2006年秋モデルとして、ワンセグチューナを本体に内蔵した2DINの「AVN7406HD」」と、1DINの「AVN076HD」を11月中旬より発売する。価格は、「AVN7406HD」」が248,850円、「AVN076HD」が278,250円。 ■ AVN7406HD
40GB HDDを搭載し、DVD/ワンセグ視聴に対応する2DINナビシステム。従来モデルでは、ワンセグや12セグの視聴には外付けのチューナ「DTV106」(99,750円)との接続が必要だったが、シリーズでは初めてワンセグチューナを内蔵とした。 ワンセグ用に、従来比50%のサイズを実現したというシリコンチューナを搭載。また、ワンセグと地上アナログテレビ、GPSアンテナを統合した一体型フィルムアンテナも採用した。なお、12セグ放送の受信には「DTV106」が必要。
従来モデルと同様に、CDからHDDへの4倍速リッピングが可能な「MUSIC JUKE」機能を搭載。約23万タイトル分のCDDBを内蔵し、リッピング時に自動で情報付与が行なわれる。録音形式はATRAC3形式(132kbps)で、HDDには約3,000曲の記録が可能。さらに、FM多重放送を利用した楽曲情報取得サービス「FM de TITLE」や、ジャケット画像などを取得する「FM de TITLE plus」も利用できる。 DVDビデオに加え、DVD±R/RW再生も可能。ただし、VRモード記録のディスクは再生できない。音楽CDやCD-R/RW再生にも対応し、MP3/WMAを記録したディスクも再生可能。 ディスプレイは7型ワイドのタッチパネル液晶で、解像度は480×234ドット。UI面では、AVとナビを総合したトップメニューを採用。アイコンの色分けや、操作ボタンのレイアウトなどで直感的に操作できるという。
2006年夏モデルのAVN-8806HD/7706HDで搭載されている開閉式の操作パネル「アクティブ・ウィング」ではなく、ディスプレイと一体型の操作パネルを採用。そのほか、メモリースティックスロットも省かれている。 50W×4chのMOS-FETアンプを内蔵。デコーダはドルビーデジタル対応。4chスピーカーで5.1ch相当のサラウンドを実現するという「Circle Surround II」を装備する。そのほか、CD音源をデジタルのままDSPに入力する「ダイレクトインDSP」も搭載。 FM/AMチューナを内蔵。ナビ機能では、曜日や時間に合わせた渋滞情報を元にルートを検索する渋滞考慮探索や、複数ワードによるAND検索などを搭載。そのほか、本体を車から取り外し、バッテリ接続が切断されると起動ロックがかかる防犯機能「ESN」も搭載する。 □ニュースリリース ■ AVN076HD
インダッシュの7型液晶を搭載した、HDD/DVD/メモリースティック Duo対応の1DINモデル。テレビチューナは地上アナログのみで、本体に内蔵。アンテナは地上アナログ/GPSの一体型フィルムアンテナ。 DVDビデオに加え、DVD±R/RW再生も可能。なお、VRモード記録のディスクは再生できない。音楽CDやCD-R/RW再生にも対応し、MP3/WMAを記録したディスクも再生可能。さらに、メモリースティック Duoスロットを備え、マジックゲート対応メモリースティック Duoに記録されたATRAC3を再生できる。
AVN7406HDと同様に、4倍速リッピングが可能な「MUSIC JUKE」機能を搭載。なお、HDD容量は20GBで、収録曲数は約1,250曲としている。「FM de TITLE」や、「FM de TITLE plus」にも対応。 メインディスプレイはタッチパネル対応で、解像度は480×234ドット。また、メインディスプレイを収納した場合でも再生中の音楽の表示が表示できるサブディスプレイを装備。操作パネルは、メインディプレイ上に配置されたボタンがナビ用、サブディスプレイ周辺がAV用に分けられている。 50W×4chのMOS-FETアンプを内蔵。デコーダはドルビーデジタル/DTS対応。「Circle Surround II」は搭載しないが、別売の5.1chデコーダユニット「DCU105」(52,500円)との接続により5.1ch環境を実現できる。フロントパネル部を取り外せる「デタッチャブルパネル」を採用し、降車時にパネルを持ち帰ることが可能。また、車から取り外すと起動ロックがかかる「ESN」も搭載する。 FM/AMチューナを内蔵。ナビ機能では、曜日や時間に合わせた渋滞情報を元にルートを検索する渋滞考慮探索などを搭載する。 □ニュースリリース ■ 地デジは「欲しい機能」3位に
代表取締役社長の勝丸桂二郎氏は、「'77年に、オーディオとテレビ、ナビを一体化したAVNを発売して以来、市場をリードしてきた。ECLIPSEの2006年モデルは、“快適の質”の向上を目指しており、それを更に高めるのが秋モデル」と新モデルを紹介。 同社の調査によると、AVナビに欲しい機能について、ETC、バックカメラに続く3位が地デジチューナ(36.9%)になっており、ワンセグ内蔵については「地上デジタルの普及とニーズの高まりを受けて決定した」としている。 そのほか、安全面を考慮した新製品として、運転時の映像を記録し、事故などの状況を確認できるドライブレコーダ「DREC1000」(59,850円)を11月中旬に発売。タクシーやバスなどで採用された同社の技術が投入されている。勝丸氏は、「今後も期待の先を一歩行く製品で、快適の質を高め、楽しく、安全なカーライフを提供する」とした。
□富士通テンのホームページ
(2006年10月16日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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