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ソリッド、正12面体スピーカーの2.1chシステム
-84万円。真空管/デジタルの一体型プリメイン採用


10月19日発売

標準価格:84万円


 株式会社ソリッドアコースティックスは、正12面体のエンクロージャに12個のユニットを取り付けた無指向性スピーカーを用いた、フラッグシップの2.1chシステム「#1019」(ワンオーワンナイン)を10月19日に発売する。価格は84万円。

 2003年に発売した「#1019」(514,500円)に含まれる12面体スピーカーをそのままに、システム構成などを変更して同じ型番で新製品として発売。スピーカー2基と、専用プリメインアンプ、サブウーファで構成する。

正12面体のスピーカー スピーカーのターミナル部

 スピーカーは、ネオジウムマグネットを2個ずつ使用した12基の5cm径フルレンジユニットを、エンクロージャの12面に各1基配置した構成。360度に音を放射する無指向性となっている。筐体はステンレス製。許容入力は100Wで、インピーダンスは6Ω。

 専用プリメインアンプは、プリ段に真空管「12AU7」を、パワー段にデジタルアンプを用いたハイブリッド構成。真空管アンプの骨太かつ温かみのある音色とデジタルアンプの高効率性を両立させたという。また、12面体スピーカーに最適な周波数特性が得られるようにイコライザが調整されている。

 イコライザのON/OFFスイッチを搭載し、使用スピーカーに合わせて切り替えが可能。4系統の入力セレクタを装備する。インテリアに合わせて利用できるウッドケースも付属。入出力端子は、アナログ音声入力×4、REC OUT×1、サブウーファ出力×1(いずれもRCA)。

アンプの内部 背面

 そのほか、2006年末に開発した同社のサブウーファ「AKIM(アキム)」(SA-SW100/35,800円)も付属。20cm径ユニット搭載で、ケルトン方式を採用。キャビネット底のバスレフポートとエンクロージャ内の内容積で作られるバンドパスフィルタが低域のみ再生するように働き、コーンの分割振動などで発生する高調波歪をカットするという。

 周波数特性は50~200Hz、感度は87dB/W・m。定格入力は80W、インピーダンスは4Ω。なお、サブウーファはパッシブ型だが、フライングモール製アンプ「DAD-M100proHT」(42,000円)を筐体背面に取り付けた形で販売される。DAD-M100proHTの定格出力は4Ω時が160W。

 外形寸法と重量は、スピーカーが186×186×336mm(幅×奥行き×高さ/スタンド込み)、2.6kg(スタンド除く)。プリメインアンプが486×261×88mm(同)、6.2kg。サブウーファが270×340×388mm(同)、11.8kg。

サブウーファ 背面にフライングモールのアンプが取り付けられている


□ソリッドアコースティックスのホームページ
http://www.solidacoustics.com/
□製品情報
http://www.solidacoustics.com/ja/products/1019/
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(2006年10月16日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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