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株式会社ケンウッドは、USBメモリやSDカードへのWMA録音が可能な小型の「Hi-Fiシステム」2モデルなどを10月下旬より順次発売する。価格はオープンプライス。本体カラーはシルバー。 主な製品仕様と店頭予想価格は以下の通り。
■ MD搭載の「UD-A77」
USB/SD/CD/MD装備のミニコンポ。スピーカーのキャビネットは、木目(M)とシルバー(S)の2色を用意する。 USB端子を備え、USBメモリやマスストレージクラスに対応するオーディオプレーヤー機器を接続し、メモリ内に直接CDから4倍速録音が行なえる。対応フォーマットはWMAで、ビットレートは、SQモードで128kbps、HQモードで192kbps。 同社では、USBマスストレージクラスに対応するオーディオプレーヤー機器であれば、録音可能としており、同日発表のメモリオーディオプレーヤー「M2GC7/M1GC7」などとの連携を想定している。 SDカードスロットも備え、CDからの4倍速録音が可能なほか、MDとの相互録音にも対応。SDカードからUSBメモリへ録音する場合、データは転送(MOVE)されるため、SDカード内のデータは削除される。対応するSDカード容量は32MB~2GBで、SDHCには対応していない。また、マルチメディアカード(MMC)にも非対応。 CDからMDへは4倍速録音が可能だが、SDカードからMDへの録音や、MDからSDカード/USBメモリへの録音は等速となる。また、ライン入力からSDカードやMDへのダイレクト録音(等速)が可能なほか、ラジオ録音も行なえる。 なお、USBメモリからMDやSDカードへの録音や、USBメモリに対してライン入力やラジオからの録音は行なえない。 再生機能については、通常のCD/MD(MDLP対応)再生が可能なほか、USBメモリやSDカード内のMP3/WMAフォーマットに対応。ビットレートはMP3が32~320kbps、WMAが64~384kbps。なお、WM DRMには対応しない。 高音質化機能として、帯域補間技術の「Supreme」を採用。MP3/WMAなどの圧縮音楽で失われた22kHzまでの高音域を補間する。 なお、同社のHDDポータブルオーディオ「Media Keg HD30GB9」で採用する、最大44.1kHzまでの高音域を補間できる「Supreme EX」は採用していない。同社では「USBメモリやSDカード内のMP3/WMA再生利用者を想定しているため。コスト面の問題もあるが、今後上位モデルを発売する場合などは検討したい」としている。 DSPには、TI製「32bit Floating Point DSP」を採用。32bitで演算処理を行なうため、オリジナルの音声データのクオリティを損なうことなく、WMA録音や、MP3/WMA再生が行なえるという。 アンプ部の最大出力は20W×2ch(6Ω)、再生周波数帯域は20Hz~20kHz、サンプリング周波数は8~48kHz。デジタルオーディオプレーヤ接続用の入/出力(D.AUDIO)を各1系統備えるほか、ライン入力(AUX)を1系統装備。ヘッドフォン出力やサブウーファ出力も各1系統備える。 外形寸法は240×331.8×121.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.8kg。 スピーカー部は、100mm径コーン型のウーファユニットと、25mm径のバランスドーム型ツィータから構成される2ウェイ2スピーカーのバスレフ式。ツィータの形状を上下左右非対称なラウンド形状にした「アップルホーン・ツィータ」を採用。回折波や屈折波による影響を低減、理想的な指向性/音場感を実現したという。 キャビネットはMDF製で、インピーダンスは6Ω、最大入力は20W。外形寸法は140×195×260mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.2kg(1本)。 ■ 機能省略モデル「UD-A55/RD-UDA55」 「UD-A55」は、MDを省略し、USB/SD/CDを備えたミニコンポ。スピーカーのキャビネットは木目(M)のみ。MDの有無以外の仕様はほぼ共通で、USB端子に接続したUSBメモリとSDカードへCDから4倍速録音が行なえるほか、SDカードからUSBメモリへの楽曲転送などの機能が利用できる。付属のスピーカーも共通。 UD-A55からスピーカーを省略した「RD-UDA55」も用意。スピーカーが省略されている点以外はUD-A55と同仕様となる。
□ケンウッドのホームページ ( 2006年10月27日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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