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ソフトバンクモバイル株式会社は24日、携帯電話の2007年春モデル14モデルを発表した。ワンセグ放送に対応したのは東芝製の「911T」、サムスン製「805SC」の2機種。ほかにも、20色のカラーバリエーションを揃える「812SH」や、ホークスの選手の画像などがふんだんに使われたホークスケータイなどを用意する。 ワンセグ対応モデルの詳細は既報の通り。サムスン製「805SC」と「707SCII」、「707SC」の3モデルを除いた11機種は2月~3月以降にリリース。サムスンの3モデルは春頃の発売となる。
■ 個性的なモデルが揃う 最も注目されたモデルは、色見本で知られる米Pantoneとコラボレーションし、20色のカラーバリエーションを揃えたシャープ製の「812SH」。ディスプレイは2.4型で解像度は240×320ドット。外形寸法は約97×49×17.6mmで、重さは約105g。
また、「812SH」のバリエーションモデルとして、福岡ソフトバンクホークスファンに向けたホークスケータイも用意される。本体表面にオフィシャルロゴを配置するほか、待ち受け画面やメニュー画面にも王監督やホークス選手の写真を多用。着信メロディに選手応援歌など、細かい部分にいたるまでホークス一色となっている。
ほかにも、法人専用モデルだが、無線LANに対応し、スライド式のQWERTYキーボードを備えたノキア製端末「X01NK」も用意。OSにSymbian OS・S60 3rd Editionを採用し、フルブラウザも備えるなど多機能なモデルとなっている。なお、「X01NK」を除く全てのモデルが着うたフルとミュージックプレーヤー機能を備えている(「706P」のみ着うたフルのみ対応)。
■ 「iPhoneは素晴らしい製品」
代表執行役社長兼CEOの孫正義氏は、2007年春モデルについて「ワンセグに対応しながら薄さも兼ね備えた911Tや805SCなど、薄さにこだわったモデルが多い。また、これまでの携帯は1機種でせいぜい3色程度のカラーバリエーションだったが、Pantoneとコラボレーションした812SHでは20色というこれまでにない種類を用意し、“Play! color.”(色を楽しむ)をテーマに、ファッション性も追求した」と各モデルの特徴を紹介。 カラーバリエーションが増えることで、販売店での在庫が増加する問題や、売り場の確保、展示の仕方などについて孫社長は、「近くに小さなお店しかない場合は、欲しい色を求めて複数のお店を探し歩くことになってしまうかもしれない。在庫調整は日々行なう。売り場については、各店舗でソフトバンクの売り場を拡大していただけるよう努めていく」と語った。 さらに、こだわる“薄さ”について、「どこまで薄くするのか?」と質問されると「とにかく薄ければ良いというものではなく、ボタンの押し心地など、適した厚みはある。ただ、一度は“世界最薄”をとってみたかった」と笑う。「後から分厚くすることはいくらでもできる。基板など、基本的な機能は薄さを追及していきたい。個人的には分厚い携帯電話はカッコ悪いと感じている」と答えた。 アップルが1月9日(現地時間)に「Macworld Conference&Expo San Francisco 2007」で発表した携帯電話「iPhone」について問われると、「他社の製品についてはノーコメント」としながらも、「個人的な感想としては非常に素晴らしい製品だと感じた」とコメントした。
さらに、スティーブ・ジョブズCEOが「iPhone」を「他の携帯電話と比べて5年先行した製品」と表現したことについては「iPhoneは日本でも、米国でもまだ出ていないものなので何とも言えない。ただ、私は日本の携帯電話は世界で一番先進的であり、その日本市場でソフトバンクの携帯は最も進んでいると考えている」と語った。
□ソフトバンクモバイルのホームページ
(2007年1月25日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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