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ソニー、メモリースティック記録のAVCHDビデオカメラ
-1080i方式で世界最小・最軽量。60/100GB HDDモデルも


HDR-CX7

6月20日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、メモリースティックへAVCHD形式で動画記録を行なう「HDR-CX7」などAVCHDビデオカメラ3製品を6月20日より順次発売する。

 メモリースティックPRO デュオ記録の「HDR-CX7」のほか、60GB HDDモデル「HDR-SR7」、100GB HDDモデル「HDR-SR8」をラインナップ。発売日はHDR-CX7が7月10日、HDR-SR7/8が6月20日となっている。価格は全モデルオープンプライスで、市場推定価格はHDR-CX7が13万円前後、HDR-SR7が15万円前後、HDR-SR8が17万円前後の見込み。

HDR-CX7 HDR-SR7 HDR-SR8

 米国では4月に発表されている製品だが、米国ではHDDモデルが40GBモデルと60GBモデルなのに対し、日本では60GBモデルと100GBモデルの製品ラインナップとなっている。

 3モデルとも、光学系や撮像素子、映像エンジンなどは共通で、2月に発売されたDVD記録モデル「HDR-UX7」とほぼ同等。320万画素(有効画素228万画素/動画/16:9時)の1/2.9型クリアビッドCMOSセンサーを搭載し、最低被写体照度は5ルクス。

 静止画は独自の画像処理エンジン「エンハンスド イメージング プロセッサー」を利用することで、画素補間により610万画素相当(2,848×2,136ドット)で撮影が可能。さらに、付属ソフト「PictureMotionBrowser」を利用することで、撮影後の150万画素HD動画から約300万画素相当(3,840×2,160ドット)の静止画を切り出すこともできる。静止画用にフラッシュも搭載している。

 また、769色のマンセル色票カバー率100%の「x.v.Color」にも対応。さらに業界初となるHDMI mini端子(タイプCミニ)も搭載している。なお、HDMI miniケーブルは別売りとなっている。

 光学式の手ブレ補正を搭載し、レンズはカールツァイス、バリオ・ゾナー T*で、光学10倍ズーム。焦点距離は35mm換算で40~400mm(16:9)。内蔵マイクで5.1chサラウンド音声が収録できる。

 記録フォーマットはHD録画時がAVCHD(MPEG-4 AVC/H.264)、SD録画時がMPEG-2。HD録画時の解像度は1,440×1,080ドットで、1,920×1,080ドット記録には対応していない。記録モードもHD解像度の「XP」(約15Mbps)、「HQ」(約9Mbps)、「SP」(約7Mbps)、「LP」(約5Mbps)、SD解像度の「HQ」(約9Mbps)、「SP」(約6Mbps)、「LP」(約3Mbps)でHDR-UX7とほぼ同じ。ただし、HDR-UX7は記録メディアがDVDのため、最高モードはビットレートが約12Mbpsの「HQ+」だったが、今回の3モデルは「HQ+」の代わりに、ビットレートが約15Mbpsの「XP」となっている。

 新機能として、本体再生時の検索機能を強化、「日付インデックス」に加え、3秒/6秒/12秒/1分/5分の間隔から選んで表示できる「フィルムロールインデックス」や、顔検出技術を利用して、検出した顔をサムネイル表示し、選んだ顔画像から動画を再生することができる「フェイスインデックス」機能も搭載している。

 なお、フェイスインデックス用のデータは、撮影時に埋め込まれるが、撮影時の露出やAFなどには顔検出機能は利用していない。また、付属ソフトの「Picture Motion Browser」もバージョンアップ、従来の「カレンダービュー」に加え、ハイライト再生が可能になった。なお、編集機能は従来から変更されていない。


■ HDR-CX7

メモリースティックPRO デュオスロット

 メモリースティックPRO デュオへの動画記録に対応した初のAVCHDビデオカメラ。付属バッテリ装着時の外形寸法は69×131×67mm(幅×奥行き×高さ)、重量は450gで、「1080i方式のビデオカメラとしては世界最小・最軽量」としている。なお、メモリースティックデュオは使用できず、同社ではメモリースティックPRO デュオ/メモリースティックPRO-HGデュオの容量は512MB以上を推奨している。また、メモリースティックPRO デュオ/メモリースティックPRO-HGデュオは付属せず、別売りとなっている。

 4GBメモリースティックPRO デュオ利用時にハイビジョン解像度で「XP」で30分、「HQ」で55分、「SP」で65分、「LP」で85分の録画可能。現在のところ、AVCHD記録したメモリースティックを「PLAYSTAION 3」で直接再生することはできないが、今夏のPLAYSTAION 3のアップデートにより、再生可能になる予定としている。

 ビューファインダーは非搭載で、2.7型/21.1万画素のタッチパネル式ワイド液晶モニターを搭載。また、付属のクレードルの「ハンディカムステーション」を利用してUSB経由でのPC接続が行なえる。消費電力は4.4W。リチウムオンバッテリ「NP-FH60」が付属し、連続撮影時間は約1時間35分(バックライトON時)。別売りの「NP-FH100」を利用すれば、連続撮影時間は約5時間50分となる。

 HDMI mini端子のほかに、専用コネクタによりD端子、S映像、AV(コンポジット/ステレオ音声)出力が可能。また、マイク端子やヘッドフォン端子は搭載していないが、アクセサリーシューとして、アクティブインターフェースシューを装備しており、オプションのマイクなども装着できる。

HDR-CX7
ハンディカムステーション

□「HDR-CX7」のニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200705/07-0529/
□「HDR-CX7」の製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-CX7/index.html


■ HDR-SR7/SR8

マイク端子やヘッドフォン端子も装備する

 HDDを記録メディアとするAVCHDビデオカメラ。両モデルの違いはHDD容量と本体カラーのみ。本体カラーはHDR-SR7がシルバー、SR8がブラックとなっている。

 HD解像度のXPモードで、SR7で約8時間、SR8では約13時間30分の録画可能。また、メモリースティックPRO デュオへの静止画記録にも対応する。なお、HDDにも静止画を記録できる。

 2.7型/21.1万画素のタッチパネル式ワイド液晶モニターと、0.27型/12.3万画素のビューファインダーを装備。バッテリはインフォリチウムバッテリ「NP-FH60」が付属し、連続撮影時間は約1時間30分(バックライトON時)で、別売りの「NP-FH100」を利用すれば、連続撮影時間は約5時間25分となる。また、付属のクレードルの「ハンディカムステーション」を利用してUSB経由でのPC接続が行なえる。

  HDMI mini端子のほかに、専用コネクタによりD端子、S映像、AV(コンポジット/ステレオ音声)出力が可能。また、マイク端子やヘッドフォン端子、アクセサリーシュー(アクティブインターフェースシュー)も装備している。付属バッテリ装着時の外形寸法/重量は、75×149×81mm(幅×奥行き×高さ)/610g。

HDR-SR7
HDR-SR8

端子部

ハンディカムステーション

□「HDR-SR8/7」のニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200705/07-0529B/
□「HDR-SR8/7」の製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-SR7SR8/index.html

□ソニーのホームページ
http://www.sony.jp/
□関連記事
【4月26日】米Sony、メモリースティック記録のAVCHDビデオカメラ
-AVCHDで世界最小。60/40GB HDDモデルも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070426/sony1.htm
【1月18日】ソニー、HDカム'07年春モデル。AVCHD 2機種/HDV 1機種
-初の「x.v.Color」対応カム。320万画素CMOS
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070118/sony1.htm

( 2007年5月29日 )

[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]


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