ディズニー スタジオが「2007 SUMMER CONVENTION」を開催 －ブエナから名称変更。「Blu-rayを盛り上げたい」

7月25日開催

塚越隆行代表

　ブエナ・ビスタは、ウォルト・ディズニー・カンパニーのスタジオ部門として、ディズニーアニメのDVD化などを行なってきた。“ブエナ・ビスタ”という言葉は、ディズニー社があるカリフォルニア・バーバンクの“ブエナ・ビスタ通り”からとったものだが、今後はディズニー・ブランドの一部としてより理解されやすいよう、ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメントに変更したという。

　引き続き日本代表を務める塚越隆行氏は、「これまで“ブエナ・ビスタ”の由来や、“何をしている会社ですか”という質問を幾度となくいただいていた。我々の作品をより多くの方に楽しんでいただくためにも、より身近にお客様に理解していただくため、今回の部門名変更を行なった」と説明。会場に集まったディラー関係者に変わらぬ支援を訴えた。

新部門名はウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメント	新しいイメージイラストも発表された

■Blu-rayに引き続き注力

マーケティングの高橋雅美エグゼクティブ・ディレクター

　次世代メディアの市場については、マーケティングの高橋雅美エグゼクティブ・ディレクターがGfK調査によるデータを交えて説明。「レコーダのシェアは2006年11月から2007年3月にかけて、ほぼ95%をBlu-rayが占めている。これにはPS3を含まない数で、PS3を入れると100%を超えてしまう」と、Blu-rayのシェアの高さをアピール。

　さらに、5月に発売したBDビデオ版「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」や「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」を振り返り「映像や音声のクオリティや、特典内容の高さで、専門誌などで“ブルーレイディスクの最高峰”などと絶賛していただいた」と報告。今後もクオリティや特典の充実に注力していく姿勢を強調した。

　これからのラインナップとしては、BDビデオ初のディズニー/ピクサー作品として11月14日にリリース予定の「カーズ」(VWBS-1024/4,935円)を紹介。「シネマナビゲーションなど、Blu-ray Discならではの特典も充実させる」という。

次世代ディスクのレコーダ/ソフトウェアシェア	今後のBDビデオラインナップ

　それに先立って10月17日には、ライブアクション作品からもBDビデオをリリース。「クリムゾン・タイド」(VWBS-1030/4,935円)、「コン・エアー」(VWBS-1028/4,935円)、「ザ・ロック」(VWBS-1029/4,935円)が発売される。

　「今後も大作のBlu-ray化を続々と予定している。また、レコーダ購入者にソフトをプレゼントするキャンペーンなども引き続き実施していきたい。ディーラーの皆さんとも力を合わせて、Blu-ray Discを盛り上げていきたい」(高橋氏)とした。

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■TV on DVDも強化

　ディズニーアニメ、ジブリアニメに続き、同社の大きな柱に育ちつつある海外ドラマ。そのDVDブランド「TV on DVD」もラインナップを強化させる。

　シアトルの一流病院を舞台に、若きインターン達が仕事や恋愛に打ち込む姿を描いたドラマシリーズ「グレイズ・アナトミー」。全米での視聴率が、医療ドラマとして11年ぶりに「ER緊急救命室」を上回るなど、話題を集めている作品だ。

　セルDVDは、シーズン1の第1巻が7月18日に発売されており、1話～3話までの収録で980円と低価格なのが特徴。さらに、8月3日には「コレクターズ・ボックス」として、第2巻～第5巻をセットにしたDVD-BOXが6,300円でリリース。

　さらに、シーズン2の「コレクターズ・ボックス」第1弾は9月19日発売で10,500円、第2弾は10月17日発売で同じく10,500円と、連続リリースが予定されている。

話題の「グレイズ・アナトミー」。シーズン2のリリースも控えている

世界のティーンから絶大な支持を集めるという「ハイスクール・ミュージカル」

　また、ディズニー・チャンネルで放送され、「オリジナル・ムービー」と位置づけられている「ハイスクール・ミュージカル」も紹介。NHKでもオンエアされたドラマで、アメリカの高校が舞台。バスケ部のキャプテン・トロイが、少女ガブリエラと出会い、歌う楽しさやミュージカルの魅力に目覚める。そして、周囲の人々を巻き込みながら、恋に歌に踊りにと青春を爆発させるという内容。

　DVD「ハイスクール・ミュージカル」(VWDS3375/3,360円)は5月23日に既に発売されているが、サントラCDと合わせて、好調なセールスを維持しているという。

　その新展開として、続編の制作が決定。全米ではディズニーチャンネルで8月17日に放送、日本でも10月13日に放送が行なわれるという。また、9月17日にはフジテレビでの地上波放送も決定。ほかにも、フジテレビが主催し、第一興商がサポートする学生カラオケNo.1決定戦とも協力してプロモーションするなど、様々な展開が予定されているという。

作品にちなんで、ステージではチアリーディングも披露された

続編では、前作の登場人物達が再集合	続編放送の予定	既報の通り、「ジャングル・ブック」のデジタル・リマスター版も「プラチナ・エディション」として10月に発売される。日本版特典として森光子さんの朗読を収録しているのが特徴だ

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－日本版特典として森光子さんの朗読を収録
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□ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメントのホームページ
http://club.buenavista.jp/disney/
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－第1弾「イバラード時間」。ブエナ「フォーマット戦争は終わった」
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(2007年7月25日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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