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シャープ、液晶関連特許の侵害でサムスン電子を提訴
-米国での液晶TV、携帯電話の販売差し止めを要求


8月7日発表


 シャープ株式会社は7日、韓国のサムスン電子と、その関連会社のサムスン電子アメリカ、サムスンテレコミュニケーションアメリカが、シャープが保有している液晶関連特許を侵害しているとして、米テキサス州東部地方裁判所に提訴したと発表した。損害賠償と製品の輸入/販売の差し止め、さらに陪審員裁判を求めている。

 これは、サムスン電子が製造し、米国で販売している液晶モジュールや、そのモジュールを組み込んでサムスン電子アメリカが米国で販売している液晶テレビ、サムスンテレコミュニケーションアメリカが販売している携帯電話などが、シャープの所有する液晶関連特許を侵害しているというもの。具体的にシャープは、以下の5つの米国特許が侵害されたとしている。

  • 第4,649,383号:コントラストの優れた画像表示を実現するLCDの駆動方法
  • 第5,760,855号:対向電極と接続する静電気対策用の配線を備えた液晶表示装置
  • 第6,052,162号:画素内の光利用効率を向上させる電極配置構造を有する液晶表示装置
  • 第7,027,024号:表示品質を向上させるLCDの駆動装置
  • 第7,057,689号:位相差補償により広視野角を実現する光学フィルムを備えた液晶表示装置
 シャープでは以前から、液晶関連特許のライセンスについてサムスン電子と話し合いを行なっていたが、現状では話し合いで解決することは困難と判断。提訴に踏み切った。

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/070807-a.html
□関連記事
【2004年6月10日】シャープ、イオン向け液晶テレビの販売差し止めを請求
-大型モデルへ発展する可能性も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040610/sharp1.htm
【2004年4月7日】富士通、プラズマパネルの特許侵害でサムスンを提訴
-特許侵害製品の輸入差止申立手続も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040407/fujitsu.htm

(2007年8月7日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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