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米国の調査会社iSuppliは19日(現地時間)、Appleのポータブルオーディオプレーヤー、第3世代「iPod nano」の分解分析調査の結果を発表した。同社の試算では、4GB版iPod nanoの製品原価は58.85ドルで、第2世代nanoの4GB版(72.24ドル)と比べて18.5%コストダウンしているという。なお、8GB版の製品原価は82.85ドル。
iPod nanoにて最も高額な部品はNANDフラッシュメモリで、原価は4GBが24ドル、8GBは48ドルと分析。製造原価全体に占める割合は4GBが40.8%、8GBは57.9%。供給はMicron。 これまでの同社製プレーヤーにおけるフラッシュメモリの供給元は主にSamsungや東芝、Hynixなどだったが、今回はMicronがその権利を獲得した。iSuppliでは「Appleでは、こうした供給元の変更は珍しいことではない」としている。 次いで高額な部品は液晶ディスプレイで、原価は2モデルとも10.6ドル。 ビデオプロセッサは、第2世代nanoの時と同じくSamsung製で8.60ドル。原価全体に占める割合は4GBで14.6%、8GBで10.4%。32MBのSDRAM(2.72ドル)もSamsungが供給している。 その他の部品供給メーカーは、Dialog、Intersil、Synapticsなど。 □iSuppliのホームページ(英文) ( 2007年9月21日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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