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アキュフェーズ株式会社は、ステレオプリメインアンプ「E-350」を11月中旬に発売する。価格は367,500円。 E-308をフルモデルチェンジした後継機種。4月に発売された上位モデル「E-450」と同じ、ボリュームコントロール部に「AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)-II」を採用したのが特徴。同回路には大きな物理的容積が必要だが、実装密度を向上させることでE-350にも搭載可能とした。 AAVA-IIは、増幅部と音量調整器を一体化させることで、機械的接点を持たないため、高音質を実現したというボリューム・コントロール方式。プリ部には加算型アクティブ・フィルタ方式を採用。機構、回路面ともにプリ/パワー部を内部で分離させることで、互いの干渉を防いでいる。
パワーアンプ全体の構成には「インスツルメンテーション・アンプ」を採用。パワーアンプ全体でバランス・アンプを構成するというもので、入力端子からパワーアンプ段までの信号回路をフルバランス伝送。内部で発生する雑音の除去や、低歪率、安定度の向上などに寄与するという。 増幅にはカレント・フィードバック回路を採用。内部信号経路のリレーを電子的にコントロールする「ロジック・リレーコントロール」には、金貼り接点を使ったクロスバーツイン方式を使用、「最短でストレートな信号経路を構成した」としている。 定格出力は140W×2ch(4Ω時)、120W×2ch(6Ω時)、100W×2ch(8Ω時)。電源部は約550VAの大型トランスと、大容量のフィルタ用アルミ電解コンデンサを2基搭載している。 プリアウトやパワーアンプ入力を備え、プリ部とパワー部をそれぞれ単独で利用可能。入力端子はアンバランス(RCAステレオ)を4系統、レコーダー入出力(RCAステレオ)を各2系統、バランス入力(XLR)を2系統備える。スピーカーターミナルはA/Bの2系統。太いスピーカーケーブルにも対応できるという。Yラグ/バナナプラグでの接続が行なえ、バイワイヤリングも可能。
外形寸法は465×422×171mm(幅×奥行き×高さ)。重量は21.7kg。リモコン「RC-200」が付属する。
□アキュフェーズのホームページ
(2007年10月24日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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