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株式会社ウィルコムは、W-ZERO3シリーズ(Advanced/W-ZERO3[es]、W-ZERO3[es]、W-ZERO3)向けのインターネットラジオポータルサイト「W+Radio」を12月5日に開設。TOKYO FMと文化放送が、デジタルラジオの再送信をコンテンツとして提供する。聴取料は無料だが、通信料は必要。 エフエム東京(TOKYO FM)と文化放送は、実用化試験放送が行なわれているデジタルラジオで放送している両局の番組を、インターネットでも同時再送信している。W-ZERO3シリーズでもフルブラウザでアクセスすれば聴取は可能だが、「W+RadioはW-ZERO3向けのサイトデザインになっており、よりW-ZERO3で聴取しやすくなる」(ウィルコム)という。
提供されるのは、TOKYO FMの3セグメント放送「MAGIC」(9702ch)と、文化放送のアニメやゲーム、声優関連の専門チャンネル「超! A&G+」(9302ch)、音楽を中心とした「UNIQue the RADIO」(9301ch)。さらに、エーシージェイが展開している、コミュニティ放送局を集めたバーチャルラジオ局「New Zone FM」も加わり、合計4つのネットラジオが聴取できる。 また、ウィルコムは「W+Radio」を手軽に利用するためのソフトウェアとして、「W+Radio プレイヤー」も開発。ブラウザを起動させることなく、4つのネットラジオが受信できる。ただし、簡易映像の表示には非対応。表示する場合はブラウザで「W+Radio」にアクセスする必要がある。
現在、実用化試験放送が行なわれているデジタルラジオは、携帯電話やPC向けのUSBワンセグチューナなどで対応機器が増加している。しかし、放送地域が東京や大阪の一部地域に限られるという難点があった。そのため、インターネットでの再送信は放送地域外のリスナーを中心に反響が大きく、文化放送の「超! A&G+」では、9月3日再送信開始から約1カ月で、ネット聴取用登録会員が3万人を突破している。
□ウィルコムのホームページ
(2007年11月28日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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