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アキュフェーズ、6.2型液晶搭載のグラフィックイコライザ
-40bit DSP採用。スタイラスで入力可能


12月下旬発売

標準価格:78万7,500円


 アキュフェーズ株式会社は、グラフィックイコライザの新モデル「DG-48」を12月下旬に発売する。価格は78万7,500円。

 デジタル音場補正機能を備えた、6.2型ワイド液晶搭載のグラフィックイコライザで、SACD/CDをデジタルのままで補正可能。同社は自動音場補正が可能なグラフィックイコライザを「ヴォイシング・イコライザー」と呼んでいる。2002年12月発売「DG-38」の後継で、第3世代モデルとなる。DSPには、アナログ・デバイセズ製の40bit「SHARC」を搭載。2ch専用の24bit DACも備えている。

 測定は、内蔵の信号発生器からワーブルトーンを発生させ、パワーアンプでスピーカーをドライブ、付属マイクでピックアップする方法で行なう。人間の話し声や騒音などの雑音は自動で排除するため、精度の高い補正が可能だという。補正用フィルタには1/6オクターブ・67バンドIIR型を採用。ディスプレイは6.2型ワイドTFT液晶で、「ZOOM」ボタンにより横軸(周波数)のレンジを2倍に拡大して表示できる。

 イコライザ設定は、付属のスタイラスペンで液晶画面をなぞる、またはカーソルキーでカーブを描いて、その値をデジタルフィルタに書き込む方式。音場補正後のデータを読み込んで特性を調整することも可能で、「ユーザーのイメージどおりの特性を正確かつ迅速に設定できる」という。イコライザ用フィルタは、1/6オクターブ・80バンドIIR型。音場補正とイコライザのフィルタはそれぞれ独立しており、2つの特性を重ね合わせることで、自動補正後の微調整が行なえる。

 入力信号の周波数成分を、1/3オクターブ・35バンドリアルタイム方式で分析できるスペクトラムアナライザも利用可能。音楽信号をリアルタイムで観測できる。

 測定/補正データは、目標特性、補正前後の周波数特性、イコライザーカーブなどを1グループとして20個のメモリに保存可能。メモリー番号にはタイトルも付けられる。

 音場測定用マイクとして1/4インチのバック・エレクトレット・コンデンサ型の「AM-48」を付属。振動板が薄く小さいため、広帯域で平坦なレスポンスにより正確な音場測定が行なえるという。

 アナログ・デバイセズ製のDAC「AD1955」6個を並列動作させる「MDS++変換方式」を採用。アナログフィルタには、アンバランス/バランス出力を独立で構成した3次のバターワース型ローパスフィルタを採用する。

 入出力端子はデジタルが光/同軸デジタルとHS-Linkを各1系統、アナログはバランス(XLR)/アンバランス(RCA)を各1系統備える。

 フロントパネルは、厚手アルミにゴールド調ヘアライン仕上げを施した伝統のデザインで、サイドパネルはパーシモンによる木目仕上げ。インシュレータには、ハイカーボン鋳鉄製のパーツを用いている。

 消費電力は25W。外形寸法は465×396×151mm(幅×奥行き×高さ)、重量は13.8kg。リモコン「RC-300」が付属する。


□アキュフェーズのホームページ
(12月19日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.accuphase.co.jp/
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( 2007年12月19日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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