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世界最大規模のコンシューマエレクトロニクス展示会「2008 International CES」が7日(現地時間)より開幕する。出展社数は2,700社あまりと、開催規模は昨年並みだが、フロア面積は5,000平方メートル増え、「より余裕をもって視察できるようになっている」(主催者・CEAのゲイリー・シャピロCEO)という。 開催前日となる6日には、ソニーや松下電器、東芝、シャープ、パイオニアなどの大手メーカーのプレスカンファレンスが行なわれる。会場は現在設営作業の真っ最中だが、すでに各社の垂れ幕やポスターは設置済みで、アピール合戦はスタートを切られている、という印象だ。
会場壁面を覆う大型の垂れ幕はサムスン電子とソニーのものとなっていたが、会場内外の看板や垂れ幕の数では、東芝のものが目立っていた。ただしHD DVDに関しては、昨日米WarnerがBlu-rayへの一本化を発表、それを受けて北米HD DVDプロモーショングループが会見を中止するなど、逆風が吹いている状況でもあり、明日の会見でどのようなコメントがなされるのか、注目したいところである。
また明日18時30分からは、米Microsoftのビル・ゲイツ会長兼CSA(Chief Software Architect)の開幕基調講演が予定されている。ゲイツ会長は毎年開幕基調講演を行なってきたが、今年7月に引退を予定していることから、少なくとも「マイクロソフトのビル・ゲイツ」としての基調講演もこれが最後となる。 また、7日午前に松下・AVCネットワークス社社長の坂本俊弘氏が、午後にインテルCEOのポール・オッテリーニ氏が基調講演を行なう。事前の噂では、両社ともに、初公開の内容を含む非常に気合いの入った基調講演を準備中とのことで、要注目だ。
AV Watchでは、今年も2008 International CESの模様を随時レポートする。
□International CESのホームページ
(2008年1月6日) [Reported by 西田宗千佳]
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