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ソニーは、フルHD記録で世界最小/最軽量という縦型のハンディカム「HDR-TG1」を4月20日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後の見込み。
外形寸法が32×63×119mm(幅×奥行き×高さ)、撮影時重量約300gと小型軽量のハンディカム。記録方式はAVCHDで、フルHD/1,920×1,080ドット記録に対応。フルHD記録対応のビデオカメラとしては世界最小/最軽量としている。記録メディアはメモリースティックPRO Duo。8GBのメモリースティックPRO Duoが同梱される。 既存のビデオカメラのような「イベント特化型」ではなく、「気軽に持ち運び、気軽に撮れる」をコンセプトに、ビデオカメラユーザー層の拡大を目指した縦型ハンディカム。同社は利用スタイルを「ハイビジョンスナップ」と表現している。 新開発の1/5型236万画素のクリアビッドCMOSセンサーを搭載。有効画素数は動画撮影で143万画素(16:9時)、静止画で149万画素。静止画は2,304×1,728ドット(4:3時)の400万画素相当でも保存できる。動画撮影中の静止画記録は230万画素相当。本体で再生中の動画から210万画素相当の静止画を切り出すこともできる。一眼レフカメラ「αシリーズ」でも採用されている「Exmor」技術を使用し、チップ内で独自のカラムAD変換を行なうことで、ノイズを低減している。 さらに、画像処理エンジン「BIONZ」も搭載し、高速処理と高画質化を実現。動画/静止画の顔検出機能も備えているほか、静止画と動画の同時記録も可能となっている。レンズは光学10倍ズームで、35mm換算では43~507mm(16:9時)。120倍のデジタルズームも備えている。なお、手振れ補正は電子式。
記録モードには、1,920×1,080ドットでビットレート約16Mbpsの「FH」と、1,440×1,080ドットの「HQ」(約9Mbps)、「SP」(約7Mbps)、「LP」(約5Mbps)。MPEG-2形式でSD解像度での撮影も行なえ、「HQ」、「SP」、「LP」の3モードが用意される。音声はドルビーデジタル5.1chで記録する。 ボディ外装にはチタンを採用し、擦り傷に強いプレミアムハードコートを施している。背面上部に操作系をまとめており、円形の操作スイッチでズームや、静止画/動画の切換えなどが可能。スイッチ中央に録画ボタンを備える。静止画撮影用ボタンも独立して配置している。 液晶モニタは、2.7型タッチパネル式のクリアフォト液晶プラス。液晶を開くと電源ONになり、約1秒で撮影開始できる「クイックオン」機能を備えている。充電可能なクレードル「ハンディカムステーション」が付属し、ステーションのHDMI出力を利用したビデオ出力が可能。また、BRAVBIAリンクにも対応しており、同社の液晶テレビ「BRAVIA F1/V1/J1」のリモコンから、HDR-TG1の操作が行なえる。x.v.Colorにも対応する。
電源はリチウムイオンバッテリ「NP-FH50」で、連続撮影時間は約1時間35分、実撮影時間は約45分。専用USB端子アダプタとUSBケーブルが付属し、DVDライター「VRD-MC5」へのDVD書き出しや、BDレコーダーからの取り込みが可能。また、USBやメモリースティックPRO Duoを介したPCとの連携にも対応し、PC用の動画管理/編集ソフト「Picture Motion Brower」が付属する。 専用デザインのキャリングケース「LCM-TGA(4,935円)」や、予備バッテリやバッテリなどを集めたアクセサリキット「ACC-TCH5(13,650円)」も同日に発売する。
□ソニーのホームページ ( 2008年4月3日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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