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バンダイビジュアル株式会社の子会社であるBANDAI VISUAL USA(BVUSA)は23日、同じバンダイナムコグループであるBANDAI ENTERTAINMENT(BEI)と統合すると発表した。BVUSAが米国向けに展開している、高付加価値ソフトビジネス“オネアミスレーベル”については、引き続きBEIが取り組んでいく。BVUSAは7月1日付で事業活動を終了。BEIに保有資産譲渡後、清算手続きに入る。 今回の統合は、バンダイナムコホールディングスが2009年4月から開始する中期経営計画に関連しており、米国における映像音楽コンテンツ事業の強化と効率化、コンテンツの一元化にる価値最大化が目的。「海外戦略と最適な組織形態を検討した結果、次世代規格への移行による環境変化やグローバル規模での競争が激化する市場において、さらなる成長をはかるため、統合により機能を集約することに決定した」という。 BVUSAでは、従来の米国における日本アニメソフトより高価になるものの、日本向けソフトと同様に特典映像やグッズなどを充実させ、高付加価値なソフトを提供する「オネアミス(HONNEAMISE)」レーベルを2006年4月より展開しているが、今後はBEIが同事業を担当していく。
同レーベルは2007年7月からリリースを開始している、国内向けのBlu-ray/HD DVDソフトでも採用。既報の通り、バンダイビジュアルでは2008年秋から、日本語や英語の字幕を収録した同一のBDビデオを、日本と米国、欧州で同時発売する予定であり、有料ダウンロード配信の同時展開も組み合わせた、新しいコンテンツ提供ビジネスモデルの確立に向けて準備を進めている。今回の統合もその一環となる。
□バンダイビジュアルのホームページ
(2008年5月23日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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