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Toshiba Europeは28日、IFA 2008(8月29日~9月3日)のプレスカンファレンスで、Cellのアルゴリズムを用いたSD映像のアップスケーリング技術「Resolution+」(レゾリューション・プラス)を搭載した液晶テレビ「ZFシリーズ」2モデルを発表した。 独自のアップスケーリング技術「Resolution+」を搭載するフルHD液晶テレビ。40型「40ZF575D」、46型「46ZF575D」をラインナップする。いずれもフルHDパネルを搭載し、倍速駆動(100Hz)に対応。年内発売予定で、価格は40型が1,699ユーロ、46型が1,999ユーロの見込み。 同社は将来的にCellを搭載したテレビを開発する予定だが、そのCellで処理することを想定したアップスケーリング用アルゴリズム「Resolution+」を、いち早く搭載した。なお、Cell自体は搭載しておらず、アップスケーリング処理は独自回路で処理している。 【お詫びと訂正】
アナログ放送などSD解像度の映像を表示する際に、まずDETAILS/EDGE/NO DETAILSの3種類に分類。DETAILSはシャープネスを強化し、鮮明なHD映像に近づける。EDGEはクリアかつシャープに補正。NO DETAILSと判断された部分は補正しないという。Resolution+をサポートするため、10bitのカラープロセッシング技術を搭載する。
基本仕様としては、輝度が500cd/m2、コントラスト比が30,000:1(ダイナミックコントラスト)、視野角が178度。HDMI入力は4系統で、CECの「レグザリンク」に対応する。
■ DVDアップスケーリング「XDE」搭載プレーヤー
SD解像度のDVDコンテンツを1080pまでアップスケーリングする技術「XDE」を搭載するDVDプレーヤー「XD-E500」を9月末に発表する。価格は149ユーロの見込み。 XDEは、ノイズ除去も行なうディテールの強調や、R/Gのカラー補正、コントラスト拡張を行なうことでSD映像の高画質化を図る技術。なお、この製品にはCellは搭載しない。 XD-E500ではSharp/Color/Contrastの3モードを備え、ソースに合わせてユーザーがモードを選択可能。映像出力端子として、HDMI/コンポーネントなどを装備する。
( 2008年8月29日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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