|
米Appleは、細長い新デザインのボディを採用した第4世代「iPod nano」を10日より順次発売する。内蔵メモリ8GBと16GBを用意し、AppleStore価格は8GBが149ドル、16GBが199ドル。日本では9月10日より8GBを順次発売、16GBは9月中旬に発売する。AppleStore価格は8GBが17,800円、16GBが23,800円。 ボディカラーは、シルバー、ブラック、パープル、ブルー、グリーン、イエロー、オレンジ、レッド、ピンクの9色を用意。レッドはApple Store限定モデルとなる。
第3世代nanoと同じく、2型/320×240ドットの液晶ディスプレイを装備し、MPEG-4 AVC/H.264やMPEG-4形式のビデオ再生に対応。ただし、デザインは幅広だった前モデルとは異なり、緩やかにカーブしたアルミニウムボディとガラスの組み合わせによる縦長のボディとなった。外形寸法は、38.7×90.7×6.2mm(横×縦×厚み)、重量は36.8g(第3世代nanoは52.3×69.8×6.5mm/49.2g)。厚み6.2mmは、「iPod史上最薄」という。 操作系はiPodシリーズ共通のClick Wheelを踏襲しているが、新デザインのインターフェイスを採用。また、加速度センサーを新搭載し、iPod nanoを横向きに回転させるだけでCover Flow画面に切り替わり、アルバムアートをぱらぱらとめくるように表示できる。また、本体を振ると、シャッフル再生の次の曲に移行するなどセンサーを生かした新機能を搭載した。 メニュー名や曲名、アーティスト名の多くを音声メニューで読み上げる機能を追加したほか、メニューを読みやすくするための大型フォントの採用など、操作画面の改善も図っている。
ビデオ再生機能は、MPEG-4 AVC/H.264 Baseline Profileと、MPEG-4 Simple Profileに対応。いずれも最大解像度640×480ドット、ビットレート2.5Mbps、30fpsまでの.m4v/mp4/movファイルが再生できる。 音楽については、AAC、MP3、WAV、Apple Lossless、AIFFとAudibleをサポートする。新しいオーディオ/ビデオ管理ソフト「iTunes 8」との連携による、「Genius」機能も搭載。iTunesライブラリの中から、ユーザーに相性のいい曲を選択し、プレイリストを自動作成する。 Geniusプレイリストは、トップメニューから楽曲を選んで作成できるほか、楽曲再生中にセンターボタンを長押しすることでメニューを呼び出し、その曲を元にプレイリストを作成することも可能。Geniusプレイリストは作成した後に何回でも更新でき、気に入ったものは既存のプレイリストと共に保存できる。 ビデオ再生時間は約4時間、音楽再生時間は約24時間で、第3世代iPod nanoより約1時間ビデオ再生時間が短くなった。Dockコネクタやヘッドフォン出力を装備。Dockケーブルで、パソコンとの連携が可能となっている。 楽曲管理ソフト「iTunes 8」以降での利用が必要で、対応OSはWindows XP/Vistaと、Mac OS X v10.4.11以降。
□アップルのホームページ ( 2008年9月10日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|