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シャープ株式会社は、RGB方式のLEDバックライトを採用した液晶テレビ「AQUOS」の最上位シリーズ「AQUOS XS1シリーズ」を10月15日より発売する。65型の「LC-65XS1」と、52型の「LC-52XS1」を用意し、価格はともにオープンプライス。店頭予想価格は65型が128万円前後、52型が98万円前後の見込み。 ■ 100万:1のメガコントラスト。LED配列工夫で最薄部2.28cm
65/52型のいずれも新世代の1,920×1,080ドットASV液晶パネルを搭載。さらに、光源に同社初のRGB LEDバックライトを搭載し、LEDの発光を一個ごとに制御して映像にあわせて部分的にバックライトをコントロールするエリア制御技術を採用している。 映像の輝度分布に併せて、明るい部分だけLEDを点灯。画面の黒部分では一切発光しないため、コントラスト感を向上でき、「究極の黒を表現する」としている。テレビコントラスト100万:1以上を実現し、「メガコントラスト」を謳っている。輝度は450cd/m2 LEDの配列は、通常の直下方式ではなく、LEDを下方向に配置し、導光板を用いて発光の向きを変えるている。同方式の採用によりLEDの数は増えるが、ディスプレイ部の薄型化を実現。LEDの搭載数は1,000個以上としている。 色再現性はNTSC比150%以上を実現している。さらに、エリア駆動の導入により、消費電力の低減も図っており、年間消費電力量は65型で294kWh/年、52型で220kW/h年となる。バックライトの寿命目安(輝度半減)は6万時間としている。
チューナ部を外付けとしたほか、LED配列の工夫により、薄型化を実現。本体部の厚みは最薄部が2.28cm、最厚部が6.04cm。壁掛けだけでなく、専用オプションによる自由度の高い設置を可能としているという。デザインは、従来モデルと同様に喜多俊之氏が担当。メタル素材を生かしたフレーム部と、スピーカーのステンレスネットを調和させ、高級感を演出している。 映像を見ていないときに、大画面で絵画を表示する「ピクチャーモード」を装備。ゴッホやルノアール、葛飾北斎などの国内外の名画約14点を表示可能。同モード利用時の消費電力は約60W(52型)。
スピーカーは、パイオニアと共同開発のXS1シリーズ専用スピーカーを採用。薄型ながら、2.6cm径のツィータと5×12cm径のミッドレンジを2基内蔵。さらに、7.7cm径のウーファも1基内蔵している。ツィータは内側に約14度傾けており、これにより聴取領域の拡大を図っている。アンプ部は、シャープ独自の1ビットデジタルアンプで、出力は7.5W×2ch+15Wの総合30W。
■ チューナ外付け。Bluetooth液晶リモコン付属 チューナ部とディスプレイ部はHDMIケーブルで接続。3mのHDMIケーブルが付属する。
チューナは、地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各1系統装備。入力端子としてHDMI×3とD5×3、S映像×1、コンポジット×3、アナログ音声×4(RCA×3、ステレオミニ×1)、DVI-I×1を装備。出力端子はデジタル放送出力(S映像)とモニター出力、光デジタル、アナログ音声、ヘッドフォンを各1系統備えている。また、i.LINKを2系統装備する。IrSS受信機能やEthernet、USB端子も備えている。 USB端子にUSBメモリなどを接続すると、メモリ内のJPEG画像をAQUOSに表示可能。ネットワーク機能は「アクトビラ ビデオ・フル」に対応する。さらに、AQUOS用ポータルサイト「AQOUS.jp」や、フルHDポータルサービス「Yahoo! JAPAN for AQUOS」も用意されている。
リモコンは新型の「液晶ファミリモコン」。通信方式にBluetoothを採用し、見通し約10mの間で遮蔽物などを気にせずに利用できる。AQUOSファミリンクにも対応しており、AQUOSブルーレイやラックシアターなど同社製の周辺機器の操作も行なえる。 加えて、3型のタッチパネル液晶ディスプレイをリモコン上部に装備。液晶パネルにタッチして、番組表の呼び出しやレコーダの録画番組視聴などの操作が可能。視聴中の番組情報をリモコンの液晶で確認できる。 スピーカー部を含むディスプレイ部の外形寸法は、65型が152.8×6.04×104.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約62.5kg。52型が124.3×6.04×87.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約45kg。チューナ部の外形寸法は43×31.8×7.1cm(同)、重量は約4.7kg。 ディスプレイとチューナを合計した消費電力は65型が568W(512W+56W)、52型が350W(294W+56W)。年間消費電力量は65型が294kWh/年、52型が220kWh/年。 □シャープのホームページ ( 2008年9月30日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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