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CEATEC JAPAN 2008【PC周辺機器/地デジ編】
アイ・オーがiVDRプレーヤーを年内発売
-DTCP-IP対応PCチューナや、実売2万円のBDプレーヤー


期間:9月30日~10月4日

会場:幕張メッセ

入場料:大人1,000円/学生500円
    (事前登録は無料)


 CEATEC会場では、大手電機メーカーだけでなく、PC関連や通信キャリア、デバイス関連の展示も多数行なわれている。パソコン関連周辺機器や、低価格地上デジタルチューナなどのトピックをまとめた。


■ アイ・オー・データ機器

iV player(IV-P100)

 iVDR-S対応のネットワークメディアプレーヤー「iV player(IV-P100)」を参考出展している。年内に発売予定で、価格は3万円以下になる見込み。

 厚さ26mmという薄型筐体を採用したネットワークプレーヤーで、同一ネットワークのサーバー上の、MPEG-1/2/4、WMV9、MPEG-4 AVC/H.264動画と、MP3、WMA、PCM、AAC音楽ファイルの再生に対応する。チップセットはSigma Designの「EM8622L」を採用している。

 さらに本体前面にiVDR-Sスロットを装備。日立のWoooシリーズなどでiVDR-Sに録画した番組を、iV playerで再生できる。HDMI端子やコンポーネント、S映像、コンポジット、アナログ音声、光デジタル音声の各出力端子を装備。Ethernetのほか、USB端子も備えている。なお、iVDR-SのファイルシステムはUDFのため、Windows Vistaであれば、データストレージとしても利用できるという。

 DTCP-IPへの対応は未定となっている。外形寸法は198×163×26mm(幅×奥行き×高さ)。リモコンが付属する。

 3.5型のiVDR-S規格「iVDR Built-in」を独自のカートリッジ「Relational HD」に格納し、大容量のハイビジョン録画番組をバックアップできる「RHD-AVS」も出展している。発売日や価格は未定。

RHD-AVS Woooで録画したiVDR-S番組をバックアップできる

 また、アクトビラ用の専用STBも発売予定。アクトビラ非対応のテレビでもアクトビラのコンテンツにアクセス可能とするもので、価格は未定だが、年内の発売を計画しているという。アクトビラ ビデオ・フルのストリーミング視聴に対応。ただし、アクトビラ ビデオのダウンロードには対応しない。

アクトビラ用の専用STBも年内発売

スカパー! HDチューナからネットワークを介してダビングできる

 10月1日に放送開始した「スカパー! HD」のチューナーからネットワーク経由で録画を実行する「スカパー! HD録画」や、東芝の録画機能搭載「REGZA」からの「ネットワークダビング」を実現するレコーディングHDD「HLV1-Gシリーズ」も参考出展。近日発売を予定している。なお、スカパー! HD録画については、チューナのアップデートが必要だが、アップデートの時期については「年内を目標にしている」という。

 既発売の「HVL4-G2.0」は、RAID5構成で4台のHDDを内蔵し、1.5TBの容量を実現していたが、HVL1-Gシリーズでは1台のHDDのみを内蔵する。ハードウェアの基本仕様は「HVL4-G2.0」と共通のため、転送速度などに大きな違いはない。価格や発売日は未定だが、「HDDが少ない分、お求め易い価格になるはず」としている。

チューナから、ネットワーク経由で録画番組を再生できる

LCD-DTV222XBR LCD-DTV222XBR(左)と、LCD-MF221X(右)

 また、29日に開発表明を行なった、地上デジタルチューナ搭載の21.6型/フルHD液晶ディスプレイ「LCD-DTV222XBR」や、非搭載の21.5型フルHD液晶「LCD-MF221X」のデモも実施。価格は明らかにしていないが、年内の発売を予定している。

 Mac用の地デジチューナのデモンストレーションも実施。また、8chを1週間分録画するPTPの“テレビ映像サーバー”「SPIDER Zero」もアイ・オーブースに展示しているが、これはアイ・オー製のチューナカードを4枚内蔵しているためだという。


Mac用のUSB地デジチューナのデモが行なわれている SPIDER Zeroも出展

□関連記事
【8月29日】アイ・オー、地デジ対応のフルHD/21.6型液晶ディスプレイ
-EPG対応。チューナ非搭載の21.5型フルHDも

http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080929/iodata.htm


■ ピクセラ

DTCP-IPを利用したデジタルコンテンツのネットワークソリューションを計画

 ピクセラは、OEM向けに開発したパソコン用地上デジタルチューナを使い、DTCP-IPに対応したネットワークソリューションのデモを行なっている。

 地デジチューナの新モデルでは、新たな暗号化回路を搭載。同機能を利用して、DTCP-IPを利用した録画番組の配信などに対応する。録画した番組はデジオンと共同開発したサーバーソフトで管理。DTCP-IP対応のテレビなどから、録画した番組をネットワーク経由で視聴可能とする。

 液晶テレビ「PRODIA」でもDTCP-IP対応モデルの発売を予定しており、こうしたネットワークを使った地デジソリューションを今後強化していく方針。さらに、DivXの提唱するDivX Connectedを使ったネットワーク展開なども計画しているという。

新著作権保護回路を内蔵したPCI Express接続の地デジチューナカード デジオン製のコンテンツ管理ソフトを導入 テレビのクライアントからサーバー上のコンテンツを再生


■ ダイナコネクティブ

 実売で2万円弱というBlu-ray Discプレーヤー「DY-BDP100」を展示。2009年春の発売を計画している。BDビデオのほかDVDビデオやCDの再生も可能。HDMIやD端子、コンポジット、アナログ音声、光デジタル音声出力を装備する。Ethernetも備えている。

 基本のコンポーネントは日本製だが、製造は中国で行ない、低価格を武器に販売する予定という。外形寸法は430×280×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.4kg。

DY-BDP100 ブルーとシルバーの2色を用意。42型フルHD液晶テレビと組み合わせてデモを行なった

 実売1万円以下という、地デジチューナ「DY-STB200」と「DY-STB250」も展示。映像出力をS端子とコンポジットまでのSD解像度とし、低価格化した地デジチューナで、EPGは3日分が表示できる。B-CASカードスロットも備えている。

 さらに、D3出力端子を備えた、上位モデル「DY-STB255」も展示。10~11月の発売を予定しており、実売価格は1万円弱~1万3,000円程度の見込み。EPGや字幕放送に対応し、1080iまでの映像出力が可能。外形寸法は230×184.2×47.9mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は0.84kg。

「DY-STB200」と「DY-STB250」。デザインが若干異なっているDY-STB250 DY-STB255

 また、缶をモチーフにしたというワンセグテレビ「DY-1S25」も10月発売。2.5型/320×240ドット液晶を搭載したワンセグテレビで、そのデザインから「“カンセグ”テレビ」としている。録画機能は備えていない。単4乾電池×4本による電池駆動も可能で、約3時間の再生が行なえる。外形寸法は111.8×60.5×60.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は149g。

DY-1S25 DVD内蔵テレビの新製品も出展


■ DXアンテナ

LVW-222

 22型の液晶テレビ「LVW-222」を出展。11月の発売を予定しており、実売価格は約6万円。地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載し、液晶パネルは1,366×768ドット。高画質化技術「クリアピクステクノロジ」を搭載。HDMI、D4端子、アナログRGB入力などを装備する。

 9月27日に発表したデジタルチューナ搭載のHDD/DVDレコーダ「DXRS500」、「DXRS250」も展示。さらに、新技術のフラットスリーブアンテナ方式による高効率化と、デザインにこだわったという地デジアンテナの新モデル「US200」も参考出展している。

 米国向けのSYLVANIAブランドのBDプレーヤーも出展。日本での発売予定は無い。

DXRS500 地デジアンテナ「US200」 SYLVANIAのBDプレーヤー

□関連記事
【8月29日】DXアンテナ、デジタルチューナ内蔵HDD/DVDレコーダ
-500GBと250GBの2機種。ダビング10対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080929/dxant.htm

□CEATEC JAPAN 2008のホームページ
http://www.ceatec.com/2008/ja/

( 2008年10月1日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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