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ソニースタイル・ジャパン株式会社は、製品をキャンバスに見立て、新進アーティストによるデザインを採用する「Canvas @ Sony」プロジェクトのウォークマンやヘッドフォンなどを、10月24日より数量限定で発売する。 製品は、ウォークマンEシリーズ「NW-E023F」と、ヘッドフォン「MDR-D333LW」、携帯電話SO706iの着せ替え用「Style-Upパネル」をベースにしたもので、宮原葉月氏、きたざわけんじ氏、igu(イグ)氏の3人の新進アーティストによるイラストを筐体に採用。各アーティストがそれぞれ3製品をデザインし、計9モデルをラインナップする。
価格はウォークマンが各8,980円、ヘッドフォンが各5,980円、Style-Upパネルが各1,575円。販売数は各モデル50台限定で、直販サイト/直営店のソニースタイルや、ソニースタイル提携店「e-Sony Shop」などで販売される。 「NW-E023F」(通常モデルは直販7,980円)は内蔵メモリ1GBのオーディオプレーヤー。特徴は前面パネルが着せ替えできる点で、通常の製品には1製品につきパネルが2種類付属するが、コラボレーションモデルでは1種類のみとなる。 「MDR-D333LW」(通常モデル直販4,980円)は、折り畳み可能なヘッドフォン。コードの巻き取りボタンも備える。装着している状態でも周囲の音を聞きとれるスイッチを備えた「サウンド・イン・ダイヤフラム」を搭載する。 NTTドコモのSO706i(ソニー・エリクソン製)用「Style-Upパネル」は、購入することでオリジナルデザインの待受画像が無償ダウンロードできる。
■ ソニービル壁面やOPUSも作品発表の場に
「Canvas @ Sony」は、ソニーが若手アーティストに表現の場を提供し、アートを通じて新しい文化を発信するというプロジェクトで、2007年に続き2回目の開催となる。 10月24日~2009年1月15日には、銀座ソニービルの外壁「アートウォール」をキャンバスに見立てて、38×6メートル(縦×横)の巨大な“壁画”が展示されるほか、同ビルの8階コミュニケーションゾーン「OPUS」では、3人のアーティストによる、上記のコラボレーションモデルを使ったインスタレーションを11月3日まで展示、来場者は自由に観賞できる。
ソニーの業務執行役員SVP ブランド・イベント・クリエイティブセンター担当 盛田昌夫氏はプロジェクトについて「昨年の第1回は、銀座の一等地に、著名ではないアーティストのイラストを展示したことなどで、反響が大きかった。若いといわれたソニーも60年になるが、常に若者文化に接し、そのなかで成長するソニーでありたい」と語った。 アーティストの選考についてはアートディレクターの長友啓典氏が説明。「日本のイラストレーションのレベルは高いが、自然にこの3人が決まった。色の使い方が上手い、絵本にしたいキャラクターがある、ストーリー性がある、と三人三様。作品がグラフィックだけでなく、商品などに落とし込まれ、才能が花開くことはうれしい」とコメントした。また、「彼ら若者にとっては発表の場が少ない。こういったことはお金を出してでもやりたい仕事の場」とソニーに謝意を述べた。 「Canvas @ Sony」に協力している、大阪の音楽専門ラジオ局FM802のアーティスト発掘プロジェクト「Digmeout」から、プロデューサーの谷口純弘氏も来場。3人については「800を超える作品から3人は選ばれた。若い作家だが、それぞれ“プロとしてやっていくモチベーション”と、“表現を突き詰める意識の高さ”、“この人の作品とわかるインパクトの強さ”がある」と称賛した。 なお、2009年のアートウォール作品募集も10月24日より開始、2009年3月31日まで受け付ける。今回は初めてウェブ上でのオーディションを行ない、応募された作品は「Canvas @ Sony」のページで閲覧できるようになる予定。
□ソニーのホームページ ( 2008年10月24日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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