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パイオニア株式会社は、シリアルATA接続の内蔵型Blu-ray Discドライブ「BDR-S03J」を2009年1月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は38,000円前後の見込み。ベゼルカラーはクリアホワイト(W)とピアノブラック(BK)を用意する。 BD-Rに8倍速記録が行なえる、シリアルATA接続の内蔵型BD/DVD/CD対応ドライブ。これまで同社はOEMや業務向けのBD記録対応ドライブは販売していたが、民生用では初の製品となる。同社DVDドライブの最新モデル「DVR-S16J」などで搭載された技術をBD向けに採用したことが特徴で、DVDドライブの防塵構造をBD用に発展させた新開発ディスクドライブメカニズムを搭載。ゴミや埃の侵入を大幅に低減するという。 また、ディスク高速回転時の気流で発生する風切り音を抑える静音トレイもBD用に新開発。筐体には独自の「ディスク共振スタビライザー」を採用。高速記録時でも安定した記録精度と徹底した静音化の両立を図っている。 4倍速または6倍速の対応BD-Rメディアに、8倍速で記録することが可能。2層の対応メディアにおいても最大8倍速で記録できる。そのほかの記録速度は、BD-RE(2層含む)が2倍速、DVD±Rが16倍速、DVD±R DLが8倍速、DVD+RWが8倍速、DVD-RWが6倍速、DVD-RAMが5倍速、CD-Rが32倍速、CD-RWが24倍速。バッファ容量は4MB。BD-ROM(データ)再生速度は最大8倍速。なお、カートリッジタイプのBD-RE Ver.1.0ディスクには対応しない。 さらに、音楽CD再生時に、ディスク表面の汚れや傷で読み取りが正常に行なえなかった場合、前後のデータから欠落部分を予測/補間するのではなく、読み取りのパラメータを変化させながらリトライすることで、元データに忠実な再生が行なえるという「PURE READ」も搭載する。そのほか、付属ソフトのPowerDVD 8により、DVDビデオ再生時に1080pへアップスケーリングする「True Theater」機能も利用できる。 BD/DVDにおいて、傷や汚れの付いたディスクや、書き込み品質の悪いディスクでも再生できる可能性を高めるという「PowerRead」も搭載。BDMV/BDAV、DVDビデオ/VR形式で記録・録画されたBD/DVDディスクで利用できる。 対応OSはWindows XP/Vista。バンドルソフトはBD/DVD再生対応の「PowerDVD 8」のほか、BDMV/AVCHD対応オーサリングソフト「PowerProducer 5」、BD/DVD対応ライティングソフト「Power2Go 6 for PURE READ」、パケットライトソフト「InstantBurn 5」など。静音ファームウェアの設定が行なえる「パイオニアBDドライブユーティリティ」も同梱する。
□パイオニアのホームページ ( 2008年11月27日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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