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株式会社アニプレックスは、アニメ「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を5月27日にBlu-ray Discビデオで発売する。価格は5,040円。 同作品は2006年8月に、同年11月発売のタイトルとしてBDビデオ化がアナウンスされていたが、その後に「制作上の都合」により中止されていた。
5月に発売されるBDビデオ版最大の特徴は、ニューテレシネHDマスターを使ったものと、デジタルデータマスターを使ったものの、2種類の本編映像を収録していること。そのほかの仕様は下表の通り。
特典映像として、公開劇場で限定販売されたDVDや、レンタルVHSに収録された「Making of BLOOD THE LAST VAMPIRE」と、2001年4月にスカパー! パーフェクトチョイスでオンエアされ、同年11月のデジタルマスター版DVDに収録されている「北久保弘之(監督)、押井守(企画協力)インタビュー」を収録。さらに、パイロット映像と劇場予告編も収めている。また、初回封入特典として劇場パンフレットの縮刷版も付属する。 「BLOOD THE LAST VAMPIRE」は、フルデジタルアニメとしてプロダクション I.Gが制作。2000年に公開された映画で、キャラクターデザインを寺田克也、脚本を神山健治、押井守が企画協力、監督を北久保弘之という豪華なスタッフが参加。ベトナム戦争中の横田基地を舞台に、セーラー服姿で日本刀を手に、怪物を狩る謎の少女・小夜の戦いを描いている。
デジタル効果を駆使した実験映画的な側面も持つ作品だったが、映像クオリティが非常に高く、美術や演出面で高く評価されたほか、女子高生が日本刀で怪物を切るというビジュアル的インパクトが話題を集め、海外からも大きな反響を得た。中でもクエンティン・タランティーノ監督が大ファンとして知られ、自身の映画「キル・ビル Vol.1」で、栗山千明演じるセーラー服姿の殺し屋「ゴーゴー夕張」を生み出したほか、同作品に挿入されるアニメパートをプロダクション I.Gに依頼した。
□作品の公式サイト
(2009年2月17日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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