パナソニック、iPodドック搭載のCDミニコンポ「D-dock」

-最薄部69mm。SDスロット付き「SC-HC4」など2モデル


SC-HC4

4月18日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 パナソニック株式会社は、iPod/CD再生などが可能なミニコンポ「D-dock」の新製品として、薄型筐体を特徴とした2モデルを4月18日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はSDカードスロットも備えた「SC-HC4」が4万円前後、SDスロット非搭載の「SC-HC3」が3万5,000円前後の見込み。

SC-HC3

 カラーは、HC4がシルバー(S)、ブラック(K)、ピンク(P)で、HC3はシルバーのみ。なお、HC4のピンクモデルのみ6月上旬発売となる。

 なお、直販サイト「PanaSense」でのモニター販売も実施。モニター価格は入札制で、価格の下限~上限はHC4が23,900円~35,900円、HC3が20,900円~31,400円。両モデル合計90名までの限定となる。応募締め切りは4月14日の13時。詳細は専用サイトで案内している。

 最大出力20W×2chのデジタルアンプとCDプレーヤー、iPodドック、AM/FMラジオ、ステレオスピーカーを搭載するミニコンポ。両機種の主な違いはカラーと、SDスロットの有無。両モデルとも、CDやiPodを収納できる左右電動スライドドアを備えた、最薄部69mmの筐体を採用する。なお、同じ「HCシリーズ」の上位モデルSC-HC7/HC5とは異なり、HDDは内蔵しない。

 前面ドア内部の専用ドックに装着したiPodを再生でき、D-dockのリモコンで操作可能。対応iPodは第4世代以降のiPodやiPod mini/nano/classic/touch。iPodの充電も行なえる。CDプレーヤーでは、音楽CDやCD-R/RW再生が行なえる。

 HC4のみ搭載するSDスロットでは、CDからSDカードへの最大8倍速録音や、ラジオの録音が可能。録音はAAC形式。録音したSDカードは対応携帯電話や「ビエラ・ワンセグ」、カーナビなどで再生できる。録音したSDカードの楽曲には、プレイリストのタイトルや曲名、アーティスト名(半角英数カナ)などをつけることができ、D-dockで表示可能。再生可能な楽曲フォーマットはAAC/MP3/WMA。

SC-HC4の付属リモコン

 スピーカーには、竹繊維素材の6.5cm径フルレンジユニットを採用。軽量/高剛性という特徴を活かし、信号に忠実な振動による広帯域再生を実現したとしている。また、8cm径のパッシブラジエータを配し、ウエイトで重心を中央に集中させることで薄型ながら低歪みと大振幅を両立した低音再生が可能。パッシブラジエータは前後に配置しており、ノイズ源となる不要な振動を低減する「振動キラー」技術を採用する。

 圧縮音源の高域信号を再現するという高音質化技術「リ.マスター」を搭載。また、入力音量に応じて低域の強調音を最適化する「D.BASS回路」も備える。

 入出力端子として、ステレオミニの音声入力とヘッドフォン出力を各1系統装備。消費電力は30W(スタンバイ時約0.08W)。外形寸法は500×102.5×195mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3kg。



(2009年 4月 2日)

[AV Watch編集部 中林暁]