パナソニック、防水VIERAワンセグにラジオ内蔵の上位機種

-バッテリ持続が約2倍に。SDカード録画やDIGAとの連携も


ホワイトモデル

4月28日発売

標準価格:オープンプライス


 パナソニック株式会社は、防水仕様のポータブルワンセグテレビ「VIERAワンセグ(ビエラ・ワンセグ)」の新モデル「SV-ME850V」を4月28日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。カラーはホワイト(W)とブラック(K)。

 5型/解像度480×272ドット液晶を備えたポータブルワンセグテレビ。従来機種と同様にIPX6/7相当の防水性能を備え、室内/屋外での使用や、浴室などでも利用できる。シリーズ最上位に相当するモデルで、2月に発売したSV-ME750/700に比べ2倍となる最長約11時間のワンセグ視聴に対応。また、新たにFM/AMラジオチューナも内蔵した。

 SV-ME750/700と同様に、視聴場所の明るさに応じてバックライトの輝度を自動調整し、高コントラスト化する機能を搭載。同社テレビのVIERAで培った技術を活かし、カラーマネジメントの最適化で自然な肌色を実現するという。受信感度もSV-ME750/700と同等。

 ワンセグ番組は録画可能で、本体のスロットに挿入したSDカードに記録できる。EPGに対応し、予約録画も可能。スポーツ番組の放送時間延長などで予約後に放送時間が変わっても、延長時間分を自動変更する番組追従機能も備える。予約数は最大12番組。2GBのSDカードも付属する。なお、ワンセグのデータ放送や緊急警報放送受信には非対応。

 同社レコーダのDIGAで録画したワンセグ放送の再生にも対応。DIGAでSDカードに録画した番組をVIERAワンセグで再生できる。DIGAで記録されたチャプタにも対応。ただし、12セグとワンセグのタイムラグにより、DIGAではワンセグのチャプタが数秒ずれて打たれるという。DIGAの12セグ番組と同時録画されたワンセグ番組をSDカードに転送することで、他のテレビで見ていた続きをVIERAワンセグで視聴できるレジューム機能も搭載。

ブラックモデル

 要望が多かったというFM/AMラジオを搭載。FM用のアンテナケーブルも付属する。なお、ラジオの録音には対応しない。

 そのほか、SDカード内の音楽再生も可能。対応フォーマットはAACとWMA、MP3。付属の楽曲転送ソフト「SD-Jukebox Ver.6.95」を介して転送した楽曲を再生できる。なお、SD-Jukeboxを介さない音楽ファイルの再生には対応していない。また、JPEG画像の表示機能も備え、音楽付きスライドショー表示が可能なデジタルフォトフレーム機能も搭載する。

 出力280mW×2chのステレオスピーカーを内蔵するほか、ヘッドフォン出力を装備。外部アンテナ用のアンテナ端子(3.5mmミニジャック)やUSB 2.0端子も備えている。

 バッテリは内蔵リチウムイオン充電池で、電池容量のアップによりSV-ME750/700に比べ約2倍の連続使用時間を実現。明るさ±0時では、ワンセグ視聴/録画が約9時間(明るさ-5では約11時間)、ビデオ視聴が約10時間、音楽再生が約14時間、スライドショー再生が約10時間。ラジオはAM/FMとも約25時間となっている。

 外形寸法は90.2×166×21.7mm(縦×横×厚さ)、重量は約296g。付属品はバッテリチャージャースタンド(防水非対応)や外付けスタンド、ACアダプタ、USBケーブルなど。



(2009年 4月 3日)

[AV Watch編集部 中林暁]