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LG有機ELテレビ普及モデル「OLED B6P」シリーズ。55型は45万円

 LGエレクトロニクス・ジャパンは、有機ELテレビ「LG OLED TV」のスタンダードシリーズ「OLED B6P」を6月24日より発売する。65型の「OLED 65B6P」と、55型の「OLED 55B6P」の2モデル展開で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は65型が70万円前後、55型が45万円前後。

LG OLED TV OLED B6Pシリーズ

 LGの有機ELテレビはハイエンドの「OLED E6P」と曲面型の「OLED C6P」に加え、スタンダードシリーズ「OLED B6P」の3シリーズ5モデル展開となる。上位シリーズのE6P(65型が約90万円、55型が約70万円)と比較すると、B6Pは65型が実売価格で約20万円、55型が約25万円安価となる。

 65/55型で解像度3,840×2,160ドットの自発光の有機ELデバイスを搭載。最薄部が4.6mmと薄型のフォルムも特徴で、有機ELこそのスリムさと設置性をアピールしている。ハイダイナミックレンジ映像の「HDR」対応が特徴で、ドルビーによるHDR技術「ドルビービジョン(Dolby Vision)」にも対応。さらに、4K/HDRを推進するUHD Allianceの「Ultra HD Premium」ロゴも取得している。

有機ELの薄さを訴求

 ダイナミックレンジは約20 Stopsで、HDR対応液晶テレビの約14 Stopsより大幅に高いことをアピール。HDR映像の膨大な明暗情報を豊かに再現するという。加えて10bitパネルや3D Color Mapping技術により、繊細かつ自然な色合いを再現。視野角は178度。広色域規格のBT.2020をサポート。

 一般的な映像もHDRへ近づける「HDR Effect」も搭載。画質エンジンは「OLED Mastering Engine」。上位シリーズ「E6P」とは異なり、3D表示には対応しない。

 スピーカーはharman/kardon製で、2.2ch、総合40W(10W×4)のサウンドシステムを採用。また、付属のマジックリモコン(AN-MR650)を使って空間の音響環境を測定し、設置空間に合った音質に自動補正するマジックサウンド機能も搭載する。

 チューナは、地上/BS/110度CSデジタル×2で、別売USB HDDへの録画に対応。映像配信サービスのNetflixに対応する。OSはwebOS 3.0で、マジックリモコンを使ってポイント&クリックによる画面を指示しての操作や、注目したいポイントを最大500%まで拡大できる「マジックズーム」、テレビを音楽再生専用に使う「ミュージックプレイヤー」、登録チャンネルをすぐに呼び出せる「お気に入りチャンネル」、2画面表示の「マルチビュー」などの機能を利用できる。Webブラウザを備え、Hybridcastにも対応する。

 EthernetとWi-Fiを搭載し、対応スマートフォンなどとのWi-Fi Direct接続も可能。HDMIは4系統で、コンポーネント映像入力、コンポジット映像入力、アナログ音声入力、光デジタル音声出力、ヘッドフォン出力などを装備する。USBは3系統。

 消費電力は、65型が480W、55型が360W。年間消費電力量は65型が225kWh/年、55型が189kWh/年。スタンドを含む外形寸法/重量は65型が145.1×22.5×88.2cm(幅×奥行き×高さ)、25.9kg、55型が122.9×22.5×75.9cm(同)、19.5kg。