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札幌ドーム、ガラス越しのビジュアル演出で野球が楽しめるプレミアムルーム

 北海道日本ハムファイターズとNTTぷらら、NTT、パナソニックは、北海道・札幌ドームの3階に、窓ガラス越しに試合を観戦しながら、特殊な透明スクリーンに投射された選手解説や迫力あるビジュアル演出や、臨場感のある音響を楽しめる「高臨場感プレミアム空間演出ソリューション」を導入。7月29〜31日の日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークス戦で、トライアルを実施する。

高臨場感プレミアム空間演出ソリューションのイメージ

 NTTとパナソニックとの業務提携の一環で、スタジアム向け映像エンターテインメントサービスの事業化に向けた取り組みの一つとして実現。日本ハムファイターズが7月から開催している「ワールドフェスタ」において、球場に訪れた外国人やプレミアムエリア利用者を対象に体験会を実施する。

 同ソリューションでは、パナソニックの「高臨場シースループロジェクション」と「高臨場感音響再生スピーカー(音場再現技術)」でプレミアム空間システムを構築。

 シースループロジェクションは、窓ガラスに貼られた特殊な透明スクリーンを使い、ガラス越しの風景を見せつつ映像を投射することが可能。プレミアムルームとは別の場所に設置されたカメラ映像の試合映像も写せる。選手のビジュアル演出や解説情報は、NTTぷららとデータスタジアムによる「ビジュアル演出アプリケーション」で実現。多言語の情報提供に対応し、訪日外国人に対するホスピタリティ向上を図れるとする。

シースループロジェクションに」投影されるビジュアル演出の一例
選手や解説情報のイメージ
多言語表示で訪日外国人にも対応可能

 音声面では、バッターの打球音やキャッチャーの捕球音、審判の声を強調集音するNTTの技術を使った音響処理信号を、パナソニックの音場再現技術によって再構成。超低音再生スピーカーなどにより、観客がグラウンドに立っているかのような臨場感ある音場を実現するという。

NTTとパナソニックの音響技術を組み合わせたシステム