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DIGAと繋いでハイレゾサウンドバーになる「ディーガスピーカー」。実売3万円

 パナソニックは、BDレコーダ「DIGA(ディーガ)」と組み合わせて、DIGA内の音楽や録画番組を高音質で楽しめる「ディーガスピーカー」(DY-SP1)を11月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。

ディーガスピーカー(DY-SP1)

 テレビの前にサウンドバーのように設置できるスピーカーで、テレビ音声用のサウンドバーだけでなく、DIGAのHDD内楽曲を再生するオーディオスピーカーやBluetoothスピーカーとして動作する。4K/60p、HDR、HDCP 2.2対応のHDMI入力のほか、HDMI出力も備えており、4Kテレビと、Ultra HD Blu-ray対応のDIGAの間に設置できる。4K/60pやHDRのパススルー出力に対応している。

 外形寸法431×132×52mm(幅×奥行き×高さ)とサウンドバーとしては小型ながら、ハイレゾ再生に対応する。入力はHDMIとBluetooth、AUXで、ハイレゾ再生時はDIGAのHDMI出力を前提としており、DIGA側で192kHz/24bitにアップコンバートして出力される。DSDも192kHz/24bit化される。

 対応DIGAは、2016年秋モデルのDMR-UBZ2020/UBZ1020、BRZ1020、BRW1020/BRW520、BRS520。これらのDIGAでは、CDリッピングに対応(BRS520除く)し、ミュージックサーバーとして動作するほか、CD音源や放送番組、BD/DVDなどの音を192kHz/24bitアップコンバートして高音質化する「ハイレゾリマスター」を搭載している。ディーガスピーカーでは、DIGAでアップコンバート/高音質化した音楽信号をHDMI経由で受信し、ハイレゾ相当の音質で楽しめるという。

DIGAと連携し、デーガスピーカーからハイレゾ出力

 ハイレゾリマスターの効果は強/中/低の3段階で設定でき、OFFの指定も可能。また、DIGAで再生される録画番組ジャンルにあわせて、スタンダード、スタジアム、ミュージック、シネマ、ニュースの5つのサウンドモードを切り替える「番組ぴったりサウンド」も搭載している。

 DIGAのリモコンを使って、テレビ画面に表示されたDIGAの操作画面から楽曲の検索や再生操作が行なえるほか、DIGAのアプリ「Media Access」からの操作も可能。また、Bluetoothも備えており、スマートフォンから直接ディーガスピーカーへの楽曲出力が行なえる。対応プロファイルはA2DP。

DIGA内の楽曲をディーガスピーカーで出力
ハイレゾリマスター[弱]
ハイレゾ楽曲をそのまま再生する場合は[ハイレゾ原音]

 スピーカーは、4cmフルレンジと1.4cmツィータを左右に備えるほか、上面に8cmウーファ×1、上下に8cmパッシブラジエータを配した2.1ch構成。ユニットを前面に向けることでクリアかつパワフルな再生を可能とし、ツィータは50kHzまでの再生に対応。10W×2ch+20Wのフルデジタルアンプにより駆動する。

スピーカー構成

 DIGAと連動しない場合も、HDMI ARC(オーディオリターンチャンネル)対応のサウンドバーやBluetoothスピーカーとしては動作するが、ハイレゾリマスターなどのDIGAの機能は活用できない。

奥行きも短く、設置性を高めている

 AUX入力(ステレオミニ)も装備。前面のLEDで入力元の音源(Bluetooth、BD/DVD、テレビ、AUX)を簡単に判別できる。消費電力は約11W(待機時0.38W)。重量は約1.7kg。