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ソニーINZONE、プロ向けゲーミングキーボード/マウス発売。マウスパッドも

キーボード「INZONE KBD-H75」とマウス「INZONE Mouse-A」

ソニーは、INZONEブランドの新製品として、プロ仕様の性能と快適性を備えたゲーミングキーボードとマウス、そしてマウスパッドを9月5日に発売する。いずれのモデルも、プロeスポーツチーム「Fnatic」と共同開発した。ラインナップと市場想定価格は以下の通り。

ラインナップ
・キーボード「INZONE KBD-H75」(KBD-G900) 4万円前後
・マウス「INZONE Mouse-A」(MSE-G500) 2.2万円前後
・マウスパッド「INZONE Mat-F」(MPD-F900) 8,000円前後
・マウスパッド「INZONE Mat-D」(MPD-D700) 5,000円前後

マウスパッド「INZONE Mat-F」
マウスパッド「INZONE Mat-D」

ソニーINZONEはこれまで、ヘッドセット、モニターのジャンルでプロチームと共同開発してきたが、ペリフェラルとカテゴライズされる周辺機器においては初。

同社は「主要ゲーミングブランドでもプロ共同開発で5カテゴリ(ヘッドセット、モニター、キーボード、マウス、マウスパッド)が揃うのは、INZONEだけ」とアピールする。

なお、同時発表の新ヘッドセット「INZONE H9 II」、ヘッドフォン「INZONE E9」については別記事を参照のこと。

キーボード「INZONE KBD-H75」

プロ仕様の反応速度と快適な打鍵感、そして上質なアルミフレームを組み合わせたという高級キーボード。

ポーリングレート8,000Hzの高反応速度を誇り、ラピットトリガーを搭載(0.1mm~3.4mm)。また強固なスタビライザーでぐらつきを抑制。高速かつ正確な入力を可能にした。

打鍵感も追及。ガスケットマウントによる打鍵時の衝撃を吸収。INZONEオリジナルのCNC加工メタルフレームとダブルショットPBTキーキャップも採り入れている。

サイズはマウスの可動域に干渉しないよう、75%サイズを実現。プロの意見で矢印キーを本体キーに近づける細かい設計も施した。素早く調節可能なボリュームダイヤルも搭載している。

ラピッドトリガーなどの各種設定はアプリINZONE Hubから設定可能。Webブラウザ版のINZONE Hubにも対応し、ソフトウェアなしでもブラウザ経由で各種設定が行なえる。

ライティング機構も搭載。接続は有線のみ。USB Type-Cケーブルなどを付属する。

なお、9月5日に発売されるのはUS配列で、2026年春頃にJIS配列モデルを発売予定。

マウス「INZONE Mouse-A」

プロ仕様の高感度・低遅延性能と、快適な形状と軽量性を備えたというゲーミングマウス。

赤外線利用の光学式マウススイッチにより、機械式よりも最大80%の高速反応を実現。ダブルクリックも起こりにくく、耐久性の高さも維持した。

ポーリングレートは8,000Hz。超低遅延を可能にするフラッグシップセンサー「PAW3950」も搭載する。

Fnatic選手からのフィードバックを踏まえ、持ちやすさ・安定感・エイムの合わせやすさを考慮した形状を追求。重量は「重すぎず、軽すぎない」という48.4gに抑え、敵を素早く狙え、長時間でも疲れにくい軽さにした。

接続は無線(2.4GHz接続)/有線に対応。ワイヤレスドングル、USB Type-Cケーブル、交換用マウスソールなどを付属する。

底面は穴開き風のデザイン。穴部分は透明パネルでフタがされており、ホコリの混入を防ぐという
内部基板にもINZONEロゴが見える
ワイヤレスドングル

マウスパッド「INZONE Mat-F/D」

素材による摩擦力と厚みを変えることで“タクティカル系FPS”と“バトロワ系FPS”のそれぞれで最適なパフォーマンスを引き出すという2種のマウスパッド。サイズはどちらも480×400mm。

「Mat-F」は、タクティカル系FPS向けのマウスパッド。マップが狭く、移動頻度が少ないタクティカル系では何よりも正確なヘッドショット(エイム)が求められるという。

そこで重視したのが低感度、ストップ技術に優れるマウスパッド性能。

表面は摩擦力55gfという初動が速く止めやすいクロス生地を採用。裏面は日本製の高品質素材Slimflexによる高いグリップ力で机に密着。厚さ6mmで安定性も高めた。

INZONE Mat-F

もう一方の「Mat-D」は、バトロワ系FPS向けのマウスパッド。マップが広く、移動頻度が多いバトロワ系では、周辺の状況を確認しつつ動く標的を捕捉する必要があり、マウスパッドにもスピーディな滑走が求められる。

Mat-Dでは表面にマウスの動きをサポート末う滑らかな素材をセレクト(摩擦力42.5gf)。裏面は高密度なゴム素材を使用し、机に密着させる。厚さは4mm。業界でも珍しいという紫グラデーションカラーも特徴となっている。

INZONE Mat-D