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リコー、4色カラバリ+軽量化の360度カメラ「THETA SC」。3万円台前半
2016年10月13日 10:05
リコーは、4色のカラーバリエーションを用意した360度カメラのスタンダードモデル「RICOH THETA SC」を10月28日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円台前半(税込)。カラーはベージュ、ホワイト、ブルー、ピンク。
THETA SCは、撮影者を取り巻く空間全ての「全天球イメージ」を1ショットで撮影できるカメラ「THETA(シータ)」の新モデル。軽量化やカラーバリエーション展開により、360度カメラをより手軽にし、「毎日持ち歩くパーソナルツール」としての楽しさを訴求するスタンダードモデルと位置づけられている。
基本性能は'15年発売の上位モデル「THETA S」(実売42,800円)を継承しているが、重量は約102gに軽量化(THETA Sは約125g)。外形寸法は130.6×45.2×22.9mm(縦×横×厚さ)で、横幅がTHETA Sの33mmより広がっている。また、動画撮影時間がTHETA Sの25分からTHETA SCでは5分に短縮されたほか、HDMIマイクロ端子が省かれた。
F2.0の大口径小型二眼屈曲光学系と1/2.3型1,200万画素イメージセンサーにより、出力画素で約1,400万画素の全天球動画・静止画を撮影できる。設定は、Wi-Fi(無線LAN)で接続したスマートフォンから行なえる。THETA SCではアプリを一新し、より直感的な操作が行なえるインターフェイスを採用したという。アプリでライブビューしながら、THETAの写真撮影が行なえ、表示方式は全画面(360度)とパノラマの2つが選択可能。
撮影した全天球画像は、専用Webサイト「theta360.com」にアップロードできる(動画は5MBまで)ほか、FacebookやTwitter、TumblrなどのSNSで共有できる。GoogleマップやGoogle+、YouTubeの360度チャンネルへの投稿も行なえる。
動画はフルHDの1,920×1,080ドット(記録時)の30fpsに対応し、ビットレートは16Mbps。合成後で最長5分(THETA Sは最長25分)の撮影が可能。1,280×720ドット/15fps/6Mbpsのモードも用意する。形式はMPEG-4 AVC/H.264(MP4:音声はAAC)。編集アプリ「THETA+ Video」により、撮影した画像の編集も行なえる。THETA+ Videoの対応OSは、Android 4.4以降と、iOS 8.0以降。
静止画は、露出補正やISO感度、シャッタースピード、ホワイトバランスのマニュアル設定にも対応。シャッタースピードは最高1/8,000秒、ISO感度は静止画、動画とも最高1600に対応する。記録メディアは本体メモリで容量は8GB。
セルフタイマー撮影や、インターバル撮影にも対応。電源はリチウムイオンで、バッテリ持続時間は静止画で約260枚。充電はUSB経由で行なう。
また、IPX7相当の防水性能を備えたハードタイプのケース「TH-2」も10月28日に発売。価格はオープンプライス。底面には三脚座を備えており、様々なカメラアクセサリに装着可能。THETA SCほか歴代THETAシリーズに対応する。
THETA SC |
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